ChatGPTの各領域での未来や規制の可能性について徹底解説!

「ChatGPTは今後どう扱われていくのだろう」「ChatGPTが未来に及ぼす影響は?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

現在ChatGPTは私達へと仕事、日常生活の両方で多く影響を及ぼしていますが、今後それはどうなっていくのでしょうか。

今回PROMPTYでは、ChatGPTの未来について解説します。

ChatGPTとは

ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語処理モデル「GPT」を使用したAIチャットボットサービスです。

高度な言語処理能力、膨大な量の学習データを基にした様々な分野への理解によって多種多様な用途で使用されています。

ChatGPTの使用は個人に留まらず、最近では民間企業や官公庁での業務フローに導入される事例も増加しています。

ChatGPTの基本情報については以下の記事で詳しく解説しています。

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ChatGPTの未来は?

ChatGPTの未来を考えるにあたって、以下の要素に分けて考えていこうと思います。

①業務における活用
②学術的な場所における活用
③日常生活における活用

この3つの観点からChatGPTの未来について考えていきます。

①業務における活用

ChatGPTを業務に活用しようとする傾向は少しずつ増加しています。

日本政府などの官公庁、民間企業でもChatGPTは積極的に使用されています。

また、医療現場においてもChatGPTの活用方法は模索されており、「日本の医療の未来を考える会」ではChatGPTが主題に上がる程注目されています。

参考:PR Times

しかし積極的に導入されている反面、情報保護や回答の信頼性、導入コストなどの課題も存在します。

このような課題は今後少しずつでも解消されていけば、よりChatGPTの使用は活性化していくのではないかと考えられます。

②学術的な場所における活用

業務への活用とは異なり、ChatGPTの学術的な場所での活用はそこまで活発にはならない可能性があります。

ChatGPTは2021年9月時点までのWebデータを基に回答を行います。

ChatGPTが学習時点でインターネット上に掲載されている学術論文を学習していた場合、それを基に出力した文章は剽窃に該当する可能性があり、オリジナルの文章とは言えません。

日本でも大学によって生成AIへの対応は異なりますが、アイデア出しに使用することは認めても、レポート作成などに使用することを認めている大学は多くはないと思われます。

そのため、ChatGPTを学問の現場で使用していくことはあまり現実的ではないように思えます。

ただし、ある科目に特化した教材や問題を作成するなど、学習の補佐的に使用していくことは可能です。

③日常生活における活用

日常生活における活用は今後も増加していくと考えられます。

最近ではプラグイン機能が追加されたことにより、ブラウジング機能などをChatGPTで使用することができるようになりました。

これにより、最新のニュースを閲覧したりすることができるようになります。

また、昨今は「Bing」などChatGPTが基盤にあるAIサービスも増加しています、「知らずに使っていたが、ChatGPTが基盤にあるサービスだった」ということもあり得るのではないでしょうか。

今後より技術が発展していけば、ChatGPTは私達の生活をさらに豊かにしてくれることも期待できます。

ChatGPTが規制される可能性も

先述のような展望がある一方、ChatGPTが規制されることもあり得ます。

実際、アメリカやEUではChatGPTに規制をかける動きが見られます。

イタリアでは、今年の3月にChatGPTの国内利用が一時制限される事態が発生しました。

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また、日本でも生成AIの学習データの開示を促すガイドラインの政策が行われています。

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今後「GPT-5」が現れる?

OpenAIが現在リリースしている「GPT」の最新モデルは「GPT-4」です。

GPT-4は有料プランであるChatGPT Plusで使用することができ、無料版で使用できる「GPT-3.5」を遥かに凌ぐ性能であると言われています。

しかし、2023年7月にはOpenAIが「GPT-5」の商標出願をしたことが明らかになりました。

現状開発しているのかは不明ですが、仮に「GPT-5」が表れた場合、私達の今後にも影響を及ぼす可能性があります。

GPT-5については以下の記事で詳しく解説しています。

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まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTの未来について解説しました。

今後もChatGPTは多くの場面で利用されていくことが考えられます。

ChatGPTがあることが当たり前の世の中になった時の為にも、今から少しずつでも慣れていくことをおすすめします。

PROMPTYでは他のChatGPTについての記事も多く扱っているので、是非ご覧ください。