ChatGPTのブラウジング機能が遂に解禁!使い方・精度を検証

2023年5月16日ごろ、ChatGPTのWebブラウジング機能がウェイトリストの登録無しで使用できるようになりました。

ChatGPTのWebブラウジング機能を使用すると、リアルタイム情報をもとにした回答の出力が可能になります。今回PROMPTYではChatGPTのWebブラウジング機能の使い方についてご紹介していきたいと思います。

ChatGPTのWebブラウジング機能の使い方

はじめに、Webブラウジング機能の使い方を紹介します。

Webブラウジング機能をChatGPT Pluginが有効になっている必要があります。ChatGPT Pluginが有効になっていない方は①Wait listに登録するまたは②ChatGPT Plus(有料プラン)に加入しましょう。

ChatGPTの有料版の加入方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

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①ChatGPTを起動する

まずは、ChatGPTを起動してください。Webブラウジング機能は2023年5月17日現在、有料会員しか使用することができないため、登録がお済みではない方は必ず済ませるようにしましょう。

起動が完了すると、左下の「・・・」マークをクリックしてメニューを開いてください。(画像赤枠)

②左下のメニューからSettingをクリック

次に、左タブにある「Settings」をクリックし、設定画面を開いてください。

③Beta featuresからWeb browsingを有効にする。

設定画面が表示されたら、左タブから「Beta features」の項目を選択し、「Web browsing」をオンにしてください。右にあるタブが緑色の表示になっていればWebブラウジングが有効になっています。

④Webブラウジングモードを起動する

次にChatGPTのチャット画面に戻り、画面上部に表示されている「GPT-4」というモデル名の記載がある部分にマウスカーソルを合わせましょう。そうすると、GPT-4のモード選択を行うことができます。

ChatGPTのWebブラウジング機能の精度を検証!

実際にWebブラウジング機能を使って幾つかの質問をしてみます。

日本ではなく、ニュージーランドのニュースが出力されてしまいました。1のジャシンダ・アーダーン氏は現在首相ではないため、誤りです。2の為替レートも誤りでした。3のGoogle I/O 2023は一週間以内に開かれている為、概ね正しいと言えます。

もう一問検証しました。

日本の内閣総理大臣に関する情報は見つけることができない、と出力されました。未だ日本の情報には対応していないのかもしれません。

Google「Bard」との比較

同じ内容をGoogleの「Bard」にも聞いてみました。

3つとも実在するトピックですが、1は2022年6月のニュースであるため質問に対する適切な解答とは言えません。また、2のニュースは記録を達成したのは4回のため、細かい内容は間違っています。

日本の総理大臣についても聞いてみます。

正しい解答が出力されました。

Microsoft「Bing AI」との比較

同じ内容をMicrosoft「Bing AI」にも聞いてみました。会話スタイルは「より厳密に」を選択しました。

はじめに本日のニュースを聞いてみます。

3つとも本日のニュースとして正しい内容が出力されました。詳細情報としてリンクも記載してくれています。

次に、日本の総理大臣についても聞いてみます。

正しい解答が出力されました。関連するリンクも記載されています。

まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTのWebブラウジング機能の使い方や精度を解説しました。

Webブラウジング機能の精度は2023年5月17日現在「Bing AI>Bard>ChatGPT」となりました。ChatGPTのWebブラウジング機能はリリースされたばかりのため、今後のアップデートに期待できます。

また、質問内容を工夫することによって精度の高い出力が得られる可能性があるため、一概に性能比較をできている訳ではないことをご了承ください。今後PROMPTYでは、徹底的な他の生成AIとの検証を行った記事を公開する予定です。