ゆうちょ銀行 生成AI活用に向けた実証実験をスタートアップ「neoAI」と共に実施

2023年8月4日、ゆうちょ銀行と生成AI特化の東大松尾研発スタートアップ株式会社neoAIは、社内向けチャットボットの効率化を目的とした生成AI活用の実証実験を実施しました。

この取り組みは、金融業界におけるカスタマーサポートの質向上と業務効率化を目指す画期的なものです。

参考:neoAI,PR TIMES

実証実験の内容と目的

ゆうちょ銀行は、社内向けチャットボット等で生成AIの活用を検討しており、neoAIが提供する法人向け生成AIソフトウェア「neoSmartChat」を用いて性能検証を行いました。

実証実験では、OpenAI社のChatGPTをカスタマイズし、情報抽出と回答の精度向上を目指したようです。

この実験は、業務効率化と課題解決に貢献するものとされています。

【チャット画面】

【データ管理画面】

引用:株式会社neoAI

「neoSmartChat」の今後の展望

neoAIの「neoSmartChat」は、Azure上で構築されたAIプラットフォームで、大規模自然言語モデルChatGPT等をカスタマイズして利用できます。

セキュリティ面では業務活用に向けた高い要求を満たしており、今後も多岐にわたる企業の業務効率化への貢献を目指しているようです。

neoAIのCEO千葉駿介氏は、生成AIの業務利用には安定性やセキュリティ面のハードルがあると指摘し、今回の取り組みを「大きな一歩」と評価しています。

金融業界に向けた生成AIソリューションの磨き上げが期待されます。

ゆうちょ銀行の取り組みと展望

ゆうちょ銀行は、生成AIの活用による業務効率化を進めることを重要視しており、今回の実証実験でneoSmartChatの具体的な性能を確認しました。

わかりやすく精度の高い回答内容とするための取り組みも行い、今後の展開につなげる方針です。

まとめ

ゆうちょ銀行とneoAIの共同実証実験は、生成AIの具体的な活用とその効果を示す重要な一歩となりました。

業務効率化や課題解決への貢献が期待される中、neoAIの技術がどう展開されるか、今後の動向が注目されます。

また、金融業界における生成AIの活用、他の産業への波及効果も期待されます。