YouTube コメント要約や対話機能を利用できる生成AIツールを試験導入

YouTubeは、11月6日に視聴体験に生成AIを統合する2つのツールを開始したと発表しました。

この機能は、現在一部のYouTube Premium会員に向けに提供されています。

参考:Google

コメント欄をテーマ別に整理する

動画の膨大なコメントをテーマごとに整理し、見やすい形で表示する新機能のテストが行われています。

このテストに参加しているユーザーは、スマートフォンでコメント欄を開くと、一部の動画に「Topics」というオプションが表示されます。

動画制作者はこの機能を利用して、コメントセクションの議論に迅速に参加したり、視聴者の話題から新しい動画のアイデアを得たりすることができます。

もし不要なトピックがあれば、特定のコメントを削除することが可能です。この機能は公開されているコメントに基づいており、レビュー待ちやブロックワードを含むコメント、ブロックされたユーザーのコメントからは生成されません。

引用:Google

このテストは、英語のコメントが多く寄せられている限定された動画で適用されており、youtube.com/newから参加の申し込みができます。

対話型ツールで動画について質問する

さらに、動画に関する質問に答えたり、関連コンテンツを推薦したりすることができる対話型AIツールのテストも行われています。特に学術関連の動画では、質問に答えることで理解を深める補助をすることが期待されています。

引用:Google

このツールは、「Ask」オプションをタップすることでアクセスでき、選択した動画で質問をしたり、用意されたプロンプトを選んだりできます。

まとめ

YouTubeは、生成AIツールのテストを開始し、コメント要約機能や対話型ツールが導入されています。このような生成AIツールの導入によって、ユーザーが動画の内容やコメントからの評価を理解することをサポートしてくれるでしょう。

Googleは、これまで長文の記事を要約する機能や画像生成、下書き生成機能など次々に生成AIを使ったツールを導入しています。今後の生成AIツールの導入によってどのようにユーザー体験が向上していくのか、期待が高まります。

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