Googleは「Magi」というプロジェクト名で新たな検索エンジンの開発を進めており、対話型AIを搭載した検索エンジンとなる予定であることが分かりました。
Googleはこのプロジェクトによってユーザーは文章での検索が可能になるだけではなく、AIを用いた地図技術や楽曲検索、イメージ検索など、多岐にわたる機能の実装を模索しているとのことです。また、対話型AIを利用した言語学習機能も検討されています。
サムスンが「デフォルト検索エンジンのBingへの変更」を検討
The New York Timesの報道によれば、サムスンはGalaxyシリーズなどのAndroid端末において、デフォルト検索エンジンをGoogleからMicrosoftのBingへと切り替えることを検討しているとのこと。この報道により、Googleは慌てる様子が伝えられており、「Magi」開発のきっかけになった可能性もあります。
GoogleのCEOピチャイ氏は以前からチャットAIの開発を名言していた
米国Alphabetとその子会社Googleの最高経営責任者(CEO)スンダー・ピチャイ氏は、2月2日の業績報告後の電話会議において、ユーザーが近い将来、直接対話できるかもしれないと言及し、「最先端の言語モデルを補完する検索機能」を開発中であることを明らかにしていました。
同氏は会議で、Googleは長らくAI技術の開発に取り組んでおり、AIは今「転換期を迎えている」と述べた。さらに、「AIが可能にする信じられないほどの機会を解放する」ことが計画されているとも説明しました。
また、独自のAI活用アプリを「2022年初め」(これはOpenAIのChatGPTが登場するよりも前の時期)から準備しているとし、数ヶ月以内に何らかのアナウンスを行う可能性が示唆されていました。