「Zero-Shotプロンプティングって何?」「Zero-Shotプロンプティングの効果は?」そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、Zero-ShotプロンプティングはAI技術を活用した効率的な方法で、さまざまなタスクに対応することが可能です。
今回PROMPTYでは、Zero-Shotプロンプティングとは何か、活用事例について詳しく紹介いしていきたいと思います。
Zero-Shotプロンプティングとは
Zero-Shotプロンプティングとは、予め情報を伝えずに質問を直接提示するプロンプトを指します。膨大なデータを用いて学習し、指示通りに機能するように調整された言語モデルは、Zero-Shotの状況下でも適切な解答を提供することが可能です。
Zero-Shotプロンプト:
次の文章が表す感情を「良い」「普通」「悪い」に分類してください。
文章: 今日は最高の天気だ。
感情:
出力文(GPT-4):
良い
Zero-Shotプロンプト:
次の文章をオネエ口調に書き換えてください。
文章: 本日は非常に良い天気です。私は外出が好きなので公園に散歩にいくことにしました。桜が咲いていて良い気分になりました。
オネエ口調:
出力文(GPT-4):
今日はもう、すっごくいいお天気だわよね~!だから私ったら、外出が大好きだから、公園でお散歩タイムにしちゃったのよ。桜がキレイに咲いてて、もう最高にハッピーな気分になっちゃったわ!
このように、予め情報を提供せずとも、学習データから最適な回答を得ることができます。
Zero-Shotプロンプティングのメリット・デメリット
Zero-Shotプロンプティングのメリットは、例文を提示しない分短くシンプルで楽にプロンプトを生成することができます。しかし、例がない分複雑な質問に対しては最適な回答が得られないというデメリットが存在します。例えば逆さ読みの問題をZero-Shotで解いてみたいと思います。
Zero-Shotプロンプト:
「逆さ読み」は文章を逆さまに読むことです。
「おはようございます」を逆さ読みすると:
出力文(GPT-4):
「おはようございます」を逆さ読みすると、「すいまざごうよはお」となります。
正しく逆さ読みを行うと「すまいざごうよはお」になるはずですが「すいまざごうよはお」と出力されてしまいました。このようにGPT-4はZero-Shotで「さかさ読み」を行うことはできませんでした。
まとめ
今回PROMPTYではZero-Shotプロンプティングとは何か、メリット・デメリットを例文を交えて説明してきました。ぜひ今後のプロンプトエンジニアリングの知識習得に役立てていただければ幸いです。