ChatGPTの対抗サービスは?AI分野におけるGAFAMの動きについても解説

「ChatGPTの対抗となるAIサービスはある?」「AI分野でトップ企業であるGAFAMはどのような動きをしている?」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

今回PROMPTYでは、ChatGPTの対抗サービス、AI分野におけるGAFAMの動き、AIの開発競争について解説します。

ChatGPTの対抗サービス

ChatGPTの対抗AIサービスとして、下記の3つが挙げられます。

サービス名開発社特徴
BardGoogle過去の会話を記憶する能力や回答のもとになる知識の範囲が違う
TruthGPTX.AI真実を追求することに特化したチャットボット
ClaudeAnthropicより長い会話を理解し、適切に応答することが可能

それぞれ詳しく解説していきます。

Bard

BardはGoogleが開発したAIチャットボットで、対話型AIサービスとして提供されています。

Bardは、対話型による文章作成AIとして、世界中の注目を集めています。

また、Googleは5月11日に「Google I/O 2023」で、Bardを180以上の国と地域に一般公開したと発表しました。

Bardは、OpenAIの「ChatGPT」に似た対話型AIとして認識されていますが、過去の会話を記憶する能力や回答のもとになる知識の範囲など、いくつかの点で違いがあるとされています。

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TruthGPT

TruthGPTは、OpenAIが開発したChatGPTに対抗する形で開発され、イーロン・マスク氏が設立した新会社「X.AI」によって運営されています。

TruthGPTの目標は、「宇宙の本質を解き明かすこと」であり、信頼できるソースと代替ソースの両方から幅広いデータを収集し、最大限に真実な回答を作成することを目指しています。

TruthGPTは、真実を追求することに特化したチャットボットで、事実と証拠に基づいた答えを提供するように設計されています。

また、嘘や偽りの情報を検知して対応することもできるように設計されています。

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Claude

Claudeは、元OpenAIの社員が設立したAnthropic社が開発しました。

Claudeの特徴は、その「コンテキストウィンドウ」が大きいことです。

コンテキストウィンドウとは、AIが過去の会話をどれだけ記憶できるかを示すもので、Claudeの場合、これが10万トークンと非常に大きいです。

これにより、より長い会話を理解し、適切に応答することが可能です。

AI分野におけるGAFAMの動き

Google

Google社は、AIチャットボットの分野で新たな取り組みとして「Bard」というサービスを開始しました。

これは、Googleが生み出した最新のAIチャットボットで、大規模言語モデル(LLM)の開発の進展が反映されています。

Amazon

Amazonは、AIチャットボットの開発と利用に積極的に取り組んでいます。

その主な取り組みとしては、Amazon Lexというサービスが挙げられます。

Amazon Lexは、Amazonが展開しているクラウドプラットフォーム「AWS」のサービスの一環として提供されています。

このサービスは、音声やテキストといった自然言語情報をAIが分析し、ユーザーとの対話を可能にするアプリケーションを構築できます。

また、Amazonは商品の検索を支援するAIチャットボットの開発を計画しているとの情報もあります。

これは、生成系人工知能(AI)の市場に対するAmazonの新たな取り組みと言えるでしょう。

Facebook

Facebook社はAIチャットボットの開発に積極的に取り組んでいます。

その一例として、2021年にFacebook AI ResearchはBlenderBot 2.0という新たなAIチャットボットを発表しました。

このモデルとコード、評価用セットアップ、そしてモデルのトレーニングに使われる2種類の会話データセット(インターネット検索を利用した人間の会話と、過去のセッションを参照した、人々とのマルチセッション会話)を公開しています。

Apple

Apple社はAI技術の開発に注力しており、その一環としてチャットボットの開発も進めているようです。

しかし、具体的な開発内容や戦略については公には明らかにされていません。

これはApple社がAI開発に関する情報を公開することに対して慎重な姿勢を保っているためと考えられます。

その理由については明確には述べられていませんが、競争優位性を保つためや、未完成の技術情報を公開することによる誤解を避けるためなどが考えられます。

Microsoft

Microsoftは、2019年からChatGPTと戦略的な連携を開始し、生成型AI(ジェネレーティブAI)の開発を行っています。

このパートナーシップは、マイクロソフトがOpenAI社に10億ドルを投資した2019年から始まり、2023年には更なる100億ドルの投資が行われました。

マイクロソフトは、OpenAIが開発したAIモデルに独自のチューニングを加え、AIを搭載したBingやMicrosoft 360 Copilotなど、2021年夏から新製品やサービスを次々とリリースしています。

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AIの開発競争について

AIの開発は現在も進行中で、ChatGPTのような対話型AIだけでなく、様々な分野で競争が続いています。

AI技術は絶えず進化し、新たなアルゴリズムや手法が生まれています。

これは、AIが人間の生活やビジネスにおける多大な影響を及ぼす可能性を秘めているからです。

また、AIの開発は多くの企業や研究機関にとって重要な戦略的目標となっています。

これらの要素が組み合わさることで、AIの開発競争は今後も続くと予想されます。

まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTの対抗サービス、AI分野におけるGAFAMの動き、AIの開発競争について解説しました。

今後もAIの開発競争は続き、現状ではChatGPTが一番手にいますが、1年後どうなっているのかは分かりません。

今後AIの開発競争がどのように進んでいくのか注目です。