ChatGPTで絵を描くことができるの?イラスト生成とプロンプト作成のプラグインを紹介

「ChatGPTはテキストだけじゃなく、絵も描けるの?」「AIを用いたイラスト生成ってどうやるの?」 そんな疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

実は、特定のプラグインを活用することで、ChatGPTで絵を描いたり、画像生成AIによるイラスト生成を手助けしてもらうことが可能となります

今回はChatGPTでイラスト生成が可能なプラグインやプロンプト作成のプラグインについて解説します。

ChatGPTで絵を描くことはできるの?

ChatGPTは文脈理解と、人間のような会話生成を可能にすることが大きな特長となっていますが、ChatGPTのデフォルトモデルは現状、絵を描く機能は持っていません。

しかし、ChatGPTを他の画像生成AIと組み合わせることで、テキストの指示に基づいて画像を生成することが可能です。例えば、OpenAIのDALL-E2は、テキスト説明から画像を生成することができるAIで、このようなツールとChatGPTを組み合わせることで、より具体的なビジュアル表現を可能にすることができます。

さらに、プラグインの活用により、ChatGPTにイラスト生成機能を追加することも可能です。このようなプラグインは、ChatGPTのテキスト指示を画像生成AIに送信し、生成された画像を出力します。これにより、ChatGPTが直接絵を描くことはできませんが、ビジュアル表現を行うことができます。

ChatGPTを活用できる画像生成AI

① DALL-E2

DALL·E 2(ダリツー)は、OpenAIによって2022年4月に発表された、テキストを元に画像やイメージを生成する画期的なAIツールです。

以前に発表されたDALL·Eの後継モデルであり、2022年7月に一般公開されました。

このDALL·E 2は、他の画像生成AIと比較しても、そのクリエイティブな能力が際立っています。

テキストから画像を生成するだけでなく、手持ちの画像をもとに新たな画像を生成したり、画像をAIによって編集したりすることも可能です。

商用利用も可能で、多岐にわたる場面で活用することができます

② Stable Diffusion

Stable Diffusionは、ドイツのミュンヘン大学の研究チームが開発した、最新のAI技術を駆使した画像生成モデルです。

ユーザーはテキストを入力するだけで、AIがそれを読み取り、詳細な画像を生成します。

具体的な例としては、「お祭りの金魚すくいの屋台」や「桜の木の下でほほ笑む少女」などのイメージを英語の単語で表現するだけで、具体的な画像が描かれます。

このモデルのコードは一般に公開されており、使用料は無料です。

Stable Diffusionの始め方や使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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③ Midjourney

Midjourneyはデビッド・ホルツ率いる研究チームによって2022年7月から提供されているAI画像生成ツールです。

このツールはDiscord上のbotとして機能し、ユーザー間で画像生成を共有することが可能です。

Midjourneyを使用する際、プロンプトと呼ばれるテキスト入力で画像が生成され、一度に4枚の画像がまとめて表示されます。

Midjourneyの始め方や使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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④ Bing Image Creater

Bing Image Creatorは、Mirosoft社が提供する、ユーザーが入力したテキストから画像を生成するサービスです。

このサービスは、Microsoft社が出資をしている、OpenAI社が開発した「DALL・E2」を利用しています。ブラウザのBing AIからも利用することができます。

ChatGPTにイラスト生成機能を追加するプラグイン

①MixerBox ImageGen

MixerBox ImageGenはChatGPTに画像生成機能を追加するプラグインです。

ユーザーがチャットに打ち込んだ文章を適切なプロンプトに変更し、画像生成を行います。

MixerBox ImageGenでできること

・画像生成
・Midjourney,Stable Diffusionのプロンプト作成

MixerBox ImageGenを使ってみた

今回は「三毛猫の画像」と入力してみたところ、以下の画像が生成されました。

若干胴長ですが、問題なく画像を生成してくれました。

1度画像を生成した後にチャット形式で修正していくこともできます。

②Michelangelo

Michelangeloも画像生成ができるプラグインです。

基本的にはMixerBox ImageGenと同じ機能ですが、絵のタッチなどが少し違います。

Michelangeloでできること

・画像生成
・絵のスタイルの選択

Michelangeloを使ってみた

Michelangeloを使うときは、「prompt:○○,artstyle:○○」のように入力しましょう。

今回は「prpmpt:猫の画像,artstyle:realistic」と入力しました。

問題なく画像を生成できました。

先程の画像よりも写真のような画像が出力できています。

③SceneXplain

SceneXplainは入力された画像URLを入力することでその画像をプロンプトに文字起こしすることができます。

Midjourneyのdiscribe機能に似た機能で、出力されたプロンプトはMidjourneyでそのまま使用できます。

SceneXplainでできること

・画像からプロンプトを作成

SceneXplainを使ってみた

今回はpixabayからカワセミの写真を持って来て読み込ませてみました。

問題なく文字起こしができました。

④Photorealistic

Photorealisticもプロンプトを作成するプラグインです。

SceneXplainとの違いは、元画像が必要ない点、Stable Diffusionにも対応している点です。

Photorealisticでできること

・テキストからのプロンプト作成
・Midjourney,Stable Diffusionのプロンプト作成

Photorealisticを使ってみた

今回は「笑っている黒髪の女性」と入力してプロンプト作成を行ってもらいました。

問題なく作成できたので、今回はStable Diffuisonでこのプロンプトを使用してみます。

Stable Diffusion使用時は赤枠部分の文字を消しておきましょう。

今回は「BRA V5」を使用します。

問題なく生成できました。

プラグインなしで画像生成AIと連携する方法

ChatGPTの有料プランに登録していない方はプラグインの使用ができませんが、ChatGPTで画像生成AIのプロンプトを作成し、画像生成を行う方法があります。

PROMPTYでは画像生成AIごとに方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

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まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTを活用できる画像生成AIの紹介と、ChatGPTに画像生成機能を追加するプラグインとプロンプト作成機能を追加するプラグインをご紹介しました。

画像生成AIは最初どのようにプロンプトをすればいいか分からないと思うので、今回紹介したプラグインを使って画像生成をしたり、プロンプトを学んでいくといいかもしれません。