【プロンプト解説】ChatGPT×Midjourneyでイラストを簡単作成

「イラスト制作に興味がある」「手軽にオリジナルイラストを生成したい」
そんな方も多いのではないでしょうか。

実は今話題のChatGPTとMidjourneyを活用して思い通りのイラストを簡単に作成することができます。

今記事では、ChatGPTとMidjourneyを使ったイラスト生成の基本的な手順や、活用方法についてご紹介していきたいと思います。ぜひ、この記事を参考に、あなたも思い通りのイラストを簡単に作成してみてください。

使用するツールの紹介

①AIチャットボット「ChatGPT」

ChatGPTは、OpenAIが開発したAIであり、人間のような対話を行い、さまざまな情報を提供し、質問に答えることができます。また、文章の生成や編集などの作業も行えます。

ChatGPTは、ユーザーが入力したキーワードや説明に基づいて文章を生成するため、Midjourneyと連携して画像生成のための情報を提供することができます。

②画像生成AIプログラム「Midjourney」

Midjourneyは、高度な画像生成AIプログラムであり、ユーザーが入力した文章やキーワードに基づいて独自の画像を生成することができます。AI技術を活用して、リアリスティックで緻密な画像を生成することができるため、広告やウェブデザイン、イラストレーションなどの分野で非常に便利です。

これら2つのツールを組み合わせることで、ユーザーは自分だけのオリジナル画像を簡単に生成することができます。

簡単にChatGPTとMidjourney画像生成する手順

①ChatGPTにイラストのイメージ文章を作成してもらう

まずは、ChatGPTにて以下のような文章を入力して、作成したいイラストのイメージ文章を出力します。

{デザインしたいもの}のイラストを作成します。イラストのイメージとなる単語を端的に10個教えてください。

今回は例として「可愛い犬」のイラストを作成してみます。今回はGPT-4(有料版)を使用してイラストの作成を行います。

入力文:

「可愛い犬」のイラストを作成します。イラストのイメージとなる単語を端的に10個教えてください。

出力文:

ふわふわ
丸い瞳
小さな鼻
にっこり笑顔
ふさふさのしっぽ
茶色の毛
柔らかな耳
愛くるしい表情
パピー
ひとりじめしたい

上記のように詳細にイラストを書く際のイメージを作成してくれました。

②作成したイラストのイメージ文章を英訳する

Midjourneyは海外のサービスで2023年4月現在、英語にしか対応していません。今回作成した文章をGoogle 翻訳を用いて英訳する必要があります。

Google翻訳公式にアクセスすると、以下のような画面になります。

上記の左の空欄に先ほどのイラストイメージ文章をコピーしましょう。右の画面が日本語のままの方は、右の画面の上部にある「英語」という箇所をクリックしてください。

③Midjourneyに作成した英語のイラストイメージ文章を送信する

次に「Midjourney」の画面を開き、以下のコマンドを記入します。

/imagine prompt

そして、そのコマンドの後ろの先ほど作成した英語のイラストイメージ文章をペーストしてください。

/imagine prompt:fluffy round eyes small nose smile bushy tail brown hair soft ears lovely expression puppy I want to bully myself

④画像完成

数秒待つと、上記のようなイメージの画像が完成しました。

お題の「可愛い犬」に対して本当に可愛い犬のイラストの作成が完成しました!実際のMidjourneyの画面は以下の通りです。

⑤4枚の画像から1枚を選んで高画質なイラストを作成する

イラスト画像の下には番号がが書いていて、その下に「U1」「U2」「U3」「U4」と「リロード」、「V1」「V2」「V3」「V4」と9つのボタンが並んでいます。

ボタンの意味は以下の通りです。

「U1」…左上の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「U2」…右上の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「U3」…左下の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「U4」…右下の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「V1」…左上の画像から別のバリュエーションの画像を生成する
「V2」…右上の画像から別のバリュエーションの画像を生成する
「V3」…左下の画像から別のバリュエーションの画像を生成する
「V4」…右下の画像から別のバリュエーションの画像を生成する

今回は、左下の画像の高解像度化を行いたいと思います。実際にMidjourneyの「U3」のボタンを押してみると、以下のような画面になりました。

実際に画像をダウンロードしてみると以下のような高画質な画像が生成できました。

⑥別のバリュエーションの画像を生成してみる

先述の通り、生成した画像の下にあるボタンの意味は以下のような意味になります。

「U1」…左上の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「U2」…右上の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「U3」…左下の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「U4」…右下の画像を高解像度化する(約1024×1024ピクセルの画像の生成)
「V1」…左上の画像から別のバリュエーションの画像を生成する
「V2」…右上の画像から別のバリュエーションの画像を生成する
「V3」…左下の画像から別のバリュエーションの画像を生成する
「V4」…右下の画像から別のバリュエーションの画像を生成する

実際に次は、先ほどの④の生成イラストの「V1」をクリックして左上の画像の別のバリュエーションの画像を生成してみます。

数秒待つと、上記のような新しい4つの画像が生成されました。

似ていますが、確かに少しずつ違うバリュエーションの画像が生成できています。ここからさらに「U1」「U2」「U3」「U4」を選択すれば、高解像度化を行うことも可能です。

まとめ

実際にChatGPTとMidjourneyを活用してイラスト作成を行ってみましたが、驚くべき成果が得られました。

生成AI技術の登場によって私たちのアイデアを具現化する難易度が一気に下がり、イラスト制作におけるアイデアの発想やデザインの調整が、これまでにないスピードで行えるようになりました。

今記事がデザイン作成の手助けになれば幸いです。