「AIは時事ネタに対して正確に答えられるのか?」「Googleの「Bard」とMicrosoftの「Bing AI」、どちらが時事ネタに対して正確なの?」そう思う方もいるのではないでしょうか。
今回PROMPTYでは、Googleの「Bard」とMicrosoftの「Bing AI」が時事ネタに対してどの程度の情報を正しく答えられるのか検証し、その性能を比較していきます。
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比較①:日本の歴史
はじめに、教科書レベルの歴史の問題を聞いてみました。
入力文:
日本の初代内閣総理大臣の名前を教えてください。
Bardの出力:
日本の初代内閣総理大臣は伊藤博文です。
Bing AIの出力:
初代内閣総理大臣は、長州藩出身の伊藤博文さんです。明治18年(1885年)12月22日、内閣制度の創設とともに、「内閣職権」が制定され、伊藤博文さんが初代の内閣総理大臣として任命されました。
正解は「伊藤博文」です。Bard、Bing AIともに正しい解答が出力されました。Bing AIでは詳しい説明がされており、任命された年月も正しいです。
比較②:現代の政治
次に、2023年4月に話題になった「兵庫県の芦屋市長選」に聞いてみました。
入力文:
全国最年少の市長が当選したニュースについて教えてください。
Bardの出力:
2023年4月23日、兵庫県芦屋市長選挙で無所属新人の高島崚輔氏(26)が初当選し、全国最年少の市長となりました。
高島氏は、大阪府箕面市出身で、灘高等学校、ハーバード大学を卒業。留学支援NPO法人の理事長を務めるなど、若者の教育や留学支援に取り組んできました。
市長選では、「誰もが輝ける芦屋」を掲げ、子育て支援の拡充や、18歳までの子ども医療費の無償化などを公約に掲げました。
高島氏は当選後、「若い力で芦屋を変えていきたい」と意気込みを語りました。
Bing AIの出力:
兵庫県芦屋市の高島崚輔氏が、全国最年少の26歳で市長に当選しました。高島氏は、灘中・高、東京大、米ハーバード大という華麗な学歴をベースに徹底的な選挙運動をこなし、大学卒業後1年もたたずに自治体トップに就くことになりました。
Bard、Bing AIともに、想定していた内容の文章が出力されました。高島氏の経歴や公約についても正しい情報が出力されました。
比較③:スポーツニュース
続いて、スポーツニュースについても聞いてみました。
入力文:
2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の優勝国を教えてください。
Bardの出力:
2023年のWBC(ワールドベースボールクラシック)は、2023年3月8日から3月21日まで開催されました。優勝国は、決勝でアメリカを3-2で下した日本です。日本は3大会ぶり3回目の優勝となりました。
Bing AIの出力:
2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の優勝国は、日本です。日本は、アメリカに3-2で勝ち、3大会ぶりの世界一に輝きました。
正解は「日本」です。Bard、Bing AIともに正しい解答が出力されました。決勝の対戦国やスコアまで正しい情報が出力されました。
比較④:サービスに関する時事ネタ
続いて、AIを使ったサービスについて聞いてみました。
入力文:
おすすめの画像生成AIを教えてください。
Bardの出力:
画像生成AIには様々なものがありますが、その中でもおすすめのAIをいくつかご紹介します。
DALL-E 2:DALL-E 2は、2022年10月にリリースされた画像生成AIです。テキストから画像を生成することができ、生成される画像の精度は非常に高いです。
Imagen:Imagenは、2023年1月にリリースされた画像生成AIです。DALL-E 2と同様に、テキストから画像を生成することができ、生成される画像の精度も非常に高いです。
Parti:Partiは、2023年2月にリリースされた画像生成AIです。DALL-E 2やImagenよりも使いやすく、無料版でも十分な機能を利用することができます。
これらのAIはどれも非常に優秀ですが、それぞれに特徴が異なります。画像生成AIを選ぶ際には、自分の目的や用途に合ったものを選ぶことが大切です。
Bing AIの出力:
おすすめの画像生成AIには、以下のものがあります。
Midjourney (ミッドジャーニー)
Stable Diffusion (ステーブルディフュージョン)
DALL・E2 (ダリ)
AI PICASSO (エーアイピカソ)
にじジャーニー
Canva (キャンバ)
お絵描きばりぐっどくん
Bardは3つ、Bing AIは7つの画像生成AIを提案してくれました。Bardでは、簡単な説明が追記されていますが、文章は単調な印象を受けました。
比較⑤:企業に関する時事ネタ
企業に関する最新の時事ネタを聞いてみました。内容は「2023年5月10日に行われたGoogle I/O」についてです。
入力文:
最新のGoogle I/Oの内容を教えてください。
Bardの出力:
Google I/O 2023は、2023年5月10日にGoogleが主催した開発者会議です。基調講演では、Pixel Foldの発売や、GoogleマップやGmailなどのGoogle製品に新機能が追加されることが発表されました。また、Googleは、Googleアシスタントが複数の言語を同時に理解できるようになり、より自然な会話ができるようになるなどの、AIの最新技術も発表しました。
Google I/O 2023の基調講演で発表された主な内容は以下の通りです。
Pixel Foldの発売:Googleは、折りたたみ式Androidスマートフォン「Pixel Fold」を発表しました。Pixel Foldは、7.6インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、Googleの最新チップセットであるGoogle Tensorを搭載しています。
Googleマップ:Googleマップでは、ストリートビューを利用した「Immersive View」機能が強化されます。Immersive Viewでは、目的地までのストリートビューを、このImmersive Viewの中を移動して確認できるようになる。
Gmail:Gmailでは、AIを利用した新しい機能が追加されます。たとえば、Gmailは、メールの本文を読んで、メールの要点を理解できるようになり、メールの要点をテキストとして表示できるようになる。
Googleアシスタント:Googleアシスタントは、複数の言語を同時に理解できるようになり、より自然な会話ができるようになります。たとえば、Googleアシスタントは、ユーザーが英語とフランス語を同時に話している場合でも、両方の言語を理解して応答できるようになります。
Google I/O 2023は、Googleの最新の技術や製品を紹介する絶好の機会でした。Googleの今後の製品やサービスに期待が高まります。
Bing AIの出力:
Google I/O 2023では、以下のような発表がありました。
折りたたみスマホ「Pixel Fold」の発表
AIによる会話支援アプリ「Bard AI」の全面開放
改善されたデバイス追跡ネットワーク
人工知能を活用した新しいデバイス
画像生成AIの新機能
Googleの「Bard」では、これまでの回答と比べものにならないほどの丁寧な説明が出力されました。
Microsoftの「Bing AI」では、「Google I/O 」で発表された情報が箇条書きで出力されました。
比較⑥:マニアックな時事ネタ
最後に、本メディア「PROMPTY」について聞いてみました。
入力文:
情報メディア「PROMPTY」について教えてください。
Bardの出力:
PROMPTYは、株式会社Bocekが運営する、Generative AI(生成型AI)技術を活用するプロンプトエンジニア向けの専門情報メディアです。Generative AI技術を活用するエンジニアにとって、専門知識や情報収集が重要となる中、PROMPTYは、技術紹介、インタビューなどのコンテンツを提供することで、エンジニアのスキルアップやキャリアアップを支援しています。
PROMPTYでは、Generative AI技術の基本から、最新技術、実用例まで、幅広い情報を提供しています。また、Generative AI技術を活用するエンジニアへのインタビュー記事も掲載されており、エンジニアのリアルな声を聞くことができます。
PROMPTYは、Generative AI技術に興味のあるエンジニアや、Generative AI技術を活用したい企業にとって、貴重な情報源となるメディアです。
Bing AIの出力:
「PROMPTY」とは、Generative AI技術を活用するプロンプトエンジニア向けに技術紹介、インタビューなどのコンテンツを提供する情報ポータルサイトです。ChatGPTをはじめとしたGenerative AI技術を活用するエンジニアにとって、専門知識や情報収集が重要となる中、PROMPTYはそのニーズに応えます。2023年4月に株式会社Bocekが立ち上げた「プロンプトエンジニア向けの情報メディア」です。
Bard、Bing AIともに、「PROMPTY」についての説明がきちんと出力されました。
さらに、おすすめの記事を聞いてみました。
入力文:
「PROMPTY」のお勧めの記事はありますか?
Bardの出力:
はい、PROMPTYでおすすめの記事をいくつかご紹介します。
- Generative AI(生成型AI)とは?:Generative AIの基本から、最新技術、実用例までを解説した記事です。
- Generative AIのエンジニアに必要なスキルとは?:Generative AIエンジニアに必要なスキルを解説した記事です。
- Generative AI技術を活用した事例10選:Generative AI技術が実際に活用されている事例を10個紹介した記事です。
- Generative AI技術の将来展望:Generative AI技術の将来展望を解説した記事です。
これらの記事は、Generative AI技術に興味のあるエンジニアや、Generative AI技術を活用したい企業にとって、参考になるかと思います。
Bing AIの出力:
「PROMPTY」には、ChatGPTをはじめとしたGenerative AI技術を活用するプロンプトエンジニア向けに技術紹介、インタビューなどのコンテンツが提供されています。
おすすめの記事としては、Google I/O 2023で発表されたAI関連情報まとめがあります。こちらでは、Googleの生成AI「Bard」、GPT-3.5、およびGPT-4の性能を徹底的に比較し、それぞれの強みと特徴を明らかにしています。実際の使用例や適用範囲を交えながら、どの技術がどのようなシーンで活躍するのかを解説しています。
残念ながら、Bardがおすすめとして出力した記事はPROMPTYに存在しません。
しかし、Bing AIではPROPMTYで5月11日に公開した「Google I/O 2023で発表されたAI関連情報まとめ」と「Google「Bard」vs GPT-3.5 vs GPT-4!性能を徹底比較してみた」の記事をおすすめとして出力してくれました!
Bing AIがおすすめした記事はこちら
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まとめ
今回PROMPTYでは、Googleの「Bard」とMicrosoftの「Bing AI」に対して、時事ネタについての質問を投げかけ、それぞれの出力結果を比較しました。結果として、両者とも一定の理解を示し、関連情報を提供することができましたが、その精度や詳細さには差が見られました。
BardもBing AIもリリースしたばかりのサービスであるため、今後の改善が期待できます。今回の検証はあくまで2023年5月13日現在の性能比較なので、是非皆様も実際にそれぞれのサービスを使用して比較してみることをお勧めします。