KDDIは、1月1日から生成AIを活用した「三太郎シリーズ」のアニメーションCMの放映を開始しました。また、歌詞やイラスト、歌声を生成AIが作成し、自分だけのMVを作成できる特設サイトを公開しました。
参考:KDDI
生成AIを活用してアニメーションにリメイクしたCM
2024年、au三太郎シリーズはその10周年を迎えます。この節目を記念して、KDDIは過去の三太郎CM約160本から選ばれたシーンを生成AIを用いてアニメーションにリメイクした特別CMを年始限定で公開しました。
au三太郎CMはこれまで、RPG風の演出やTikTokクリエイターとのコラボレーションなど、様々な表現方法に挑戦してきました。生成AIの活用は、これまでのCM制作における新しい試みとなります。
生成AIで自分だけのMVを作成できる特設サイト
今回公開された特設サイトでは、2024年にやりたいことを入力すると、内容に応じたオリジナル歌詞およびイラストが生成されます。例えば「家族旅行に行きたい」と入力すると、家族が旅先で楽しむシーンを描いたイラストや歌詞が生成されます。
出典:KDDI
生成AIによるイラスト作成にはStability AI Japanの「Stable Diffusion」が使用されています。Stability AI JapanのJerry Chi氏は、企業とお客様がが生成AIを活用したコンテンツを通じて、新しい形のエンゲージメントの構築を可能とする技術基盤の提供ができるよう今後も努力していくととコメントしています。
今後の展望
KDDIは、「おもしろいほうの未来へ。」という理念のもと、視聴者に楽しんでもらえるようなCMの展開していくと述べています。
AI技術を活用した三太郎CMは、視聴者に新しい体験を提供するとともに、KDDIのブランドイメージをさらに強化することが期待されます。
画像生成AIを使った企業の広告制作事例
今回のKDDIのCM放映だけでなく、ほかのも大企業で広告制作に生成AIが活用されている事例があります。
パルコでは画像生成AIを使ったファッション広告として「HAPPY HOLIDAYSキャンペーン」を制作・公開しました。
伊藤園では、日本初の試みとなる「お~いお茶 カテキン緑茶」のテレビCMにAIタレントを採用して注目を集めています。
サイバーエージェントは、生成AIを利用した新しい商品画像自動生成機能の本格運用を開始しています。
出典:Cyber Agent
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株式会社サイバーエージェントは、12月7日に生成AIを利用した新しい商品画像自動生成機能の本格運用を開始することを発表しました。この機能は「極予測AI」の一環として開発され、広告効果を最大化することを目的として開発され、2024年1月から[…]
まとめ
KDDIは、画像生成AI「Stable Diffusion」を活用した「三太郎シリーズ」のアニメーションCMと、2024年にやりたいことをテーマにユーザーの入力内容に応じたオリジナルMVを作成できる特設サイトを公開しました。
特設サイトでは、誰でも簡単に生成AIを使ったコンテンツ作成を体験できるので、これまで生成AIに触れたことがない方も是非使ってみたはいかがでしょうか?
また、これまで様々な企業が広告の制作に画像生成AIを活用しています。自身の業務で画像生成AIを使用を検討されている方も、これらの事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。