サム・アルトマン OpenAIに復帰へ 解任騒動は終息か

OpenAIは、11月22日に公式Xの投稿で、サム・アルトマンがCEOとしてOpenAIに復帰することを発表しました。11月18日の公式ブログでのCEOの解任から僅か4日後の報告です。

11月20日にはマイクロソフトのサティア・ナデラCEOより、サム・アルトマンがマイクロソフトに加わることも報告されていました。

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OpenAI公式からの報告

11月22日の午後3時(日本時間)にOpenAIの公式Xの投稿で、サム・アルトマンの復帰と役員の刷新が明らかにされました。

日本語訳:

サム・アルトマンがCEOとしてOpenAIに戻り、ブレット・テイラー(会長)、ラリー・サマーズ、アダム・ダンジェロからなる新たな初期役員を迎えることで基本合意に達しました。 詳細については、現在共同で検討中です。ご迷惑をおかけしました。

サム・アルトマンも同日、Xの投稿でOpenAIへの愛情とチームを維持するために尽くしたとコメントしています。

日本語訳:
私はopenaiが大好きで、この数日間、私がしてきたことはすべて、このチームとその使命を維持するためにしてきたことです。日曜日の夕方、msftへの移籍を決めたとき、それが私とチームにとって最善の道であることは明らかでした。

サムの解任から復帰までの間に、OpenAIの従業員から取締役会の辞任を求める署名が行われていました。このような圧力もあり、今回早期にサムの復帰を決めたのでしょう。

グレッグ・ブロックマンもサムと共に復帰か

元社長のグレッグ・ブロックマンも復帰するようです。「OpenAIに戻り、今夜からコーディングを始める」とコメントしています。

マイクロソフト CEO サティア・ナデラのコメント

マイクロソフト CEO サティア・ナデラからも、今回の変更を称賛し、マイクロソフトとOpenAIの協力なパートナーシップを構築しAIの価値を顧客とパートナーに提供するとコメントしています。

日本語訳:

私たちは、OpenAIの理事会の変更に勇気づけられています。これは、より安定した、十分な情報に基づいた、効果的なガバナンスへの道筋の最初の重要なステップだと考えています。サム、グレッグ、そして私は話し合い、彼らがOAIリーダーシップ・チームとともに、OAIが引き続き繁栄し、その使命を築き上げるために重要な役割を担っていることに合意しました。私たちは、強力なパートナーシップを構築し、この次世代のAIの価値を顧客とパートナーに提供することを楽しみにしています。

まとめ

11月18日にサム・アルトマンの電撃解任が発表され、大きな混乱を招きましたが、最終的にサムの復帰取締役会の刷新という形で事態は収拾したようです。

今後のOpenAIからの発表やマイクロソフトとの結びつきには依然として注目が高まります。