Googleは、11月7日に広告サービス「P-MAX」に生成AI機能を追加したと発表しました。この機能は米国でβ版として年内に提供を開始する予定です。
P-MAX は、キーワードベースの検索キャンペーンを補完するもので、 Google のあらゆるチャネルの広告作成を支援できるものです。
参考：Google Ads
アセットを自動生成できる
数回のクリックだけで、キャンペーン用の新しいテキストや画像アセットを自動で生成できるようになります。また、Google AIが同じ画像を作成することはありません。
P-MAXは、広告のパフォーマンスを向上させるためにキャンペーンに特定のアセットを提案または生成する際に、パフォーマンスデータも考慮します。
既存のアセットを簡単に強化
AI活用した画像編集機能をGoogle Adsで利用することで、生成したアセットと既存のアセットをより柔軟に強化することができます。
例えば、ある広告代理店がクライアントの画像を更新し、冬景色のさまざまなバリエーションを含めることで、ホリデーショッピングシーズンにふさわしい画像に変えることができます。
プロンプトで背景を自由に変更可能になる（引用：Google Ads）
2024年初めには、Google Adsのアセットライブラリを通じて、すべてのアカウントが画像編集にアクセスできるようになります。
これにより、クリエイティブレビューのワークフローが簡素化され、代理店や社内のマーケティングチームがクリエイティブコンセプトを共有することがさらに容易になります。
生成されたアセットの安全な使用
Google AdsのAIで作成された画像はSynthIDを使用し見えない透かしを入ります。
また、システムが不適切なプロンプトやセンシティブなプロンプトに関与したり、ポリシー違反のクリエイティブを提案したりしないよう、ガードを設けています。
生成されたアセットを使用して作成された広告は、配信前に既存の広告ポリシーの対象となり、ポリシーに違反した場合は強制措置の対象となります。
まとめ
Googleは、11月7日に広告サービス「P-MAX」に生成AI機能を追加したと発表しました。このサービスによって効果的な広告を効率よく作成・リリースすることができます。
Googleは生成AI検索「SGE」画像生成と下書き生成機能を追加、YouTubeのコメント要約・対話機能ツールなど立て続けに生成AIを使った機能を発表しています。
YouTubeは、11月6日に視聴体験に生成AIを統合する2つのツールを開始したと発表しました。 この機能は、現在一部のYouTube Premium会員に向けに提供されています。 参考：Google コメント欄をテーマ[…]
Googleは、10月12日に米国で開発中のGoogle検索の生成AI検索機能「Search Generative Experience」（SGE）に画像生成と下書き生成の2つの機能を追加したことを発表しました。 新機能は日本ではま[…]
