GPT-4の知識が2021年9月から2022年1月までに延長?実際に検証してみた

ChatGPTは2021年9月までしか学習をしていない、いわゆる「知識のカットオフ」がされていることは以前PROMPTYでもご紹介しました。

しかし最近は国内外でChatGPTの有料版であるGPT-4の知識が2022年1月までに延長されたという記事が増えてきています。

なおOpenAI公式からの発表はありません。

今回PROMPTYでは本当にGPT-4の知識が2022年1月までに延長されたのか検証していきたいと思います。

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本当にGPT-4の知識が2022年1月までに延長されたのか検証してみた

まずはじめに、GPT-4に対して直接「あなたはどの時点までの情報を学習していますか?」と質問をしてみます。

はっきりと「2022年1月までの情報を学習してます」という返答が返ってきました。どうやらGPT-4の知識が2022年1月までに延長されたという情報は本当のようです。

2022年1月の何日までの知識を持っているか検証してみた

次に2023年1月のどの時点までの情報を持っているのか検証してみます。

Quittaの記事では、知識のカットオフが2022年1月19日から2022年1月23日のいずれかで行われているという検証結果が出されていたので、今回PROMPTYではそのうちのどの時点で知識のカットオフが行われたのか検証してみたいと思います。

参考:Quitta

検証方法

GPT-4に対して、wekipedia上の情報を参考に、2022年1月○○日のニュースを知っているか、「下記の出来事が起こったのは2022年の何月何日ですか?」と聞くことで検証します。

検証結果

検証した結果2022年1月24日までの情報GPT-4から引き出すことができました。1月25日以降の情報に関しては、「知らない」という結果でした。(詳しくは会話履歴を参照してください。)

参考:wikipedia

今回の検証結果からは「知識のカットオフ」は1月24日と考えることができます。

ただし、1月19日に起こった出来事でも知らないという回答結果になることもあったので、重要な情報のみを学習させている可能性も大いに考えられます。

まとめ

今回の検証でGPT-4は2021年9月までではなく、2022年1月まで知識が延長されたということが分かりました。

また、「知識のカットオフ」については明確に断定することはできないものの、2022年1月24日である可能性があることが分かりました。

今後のOpenAI公式からの発表に注目です。