【プロンプト解説】ChatGPTで見積書を作成する

「ChatGPTで見積書を作成することはできる?」「ChatGPTを使って見積書を作成して業務を効率化したい」

このように考えている方はいらっしゃいますか?

ChatGPTで見積書の作成に必要な情報を与えて、出力形式を指定することで、最短30秒で見積書を作成することができます。

今回PROMPTYでは、ChatGPTで、①プロジェクトの見積書、②システム開発の見積書、③イベントの見積書作成、④修理費用の見積書を作成することができるプロンプトをご紹介します。

ChatGPTで見積書を作成できるプロンプト

①プロジェクトの見積書

以下のプロンプトに、プロジェクト名やクライアント名など必要な情報を入力することで、プロジェクトの見積書を作成することができます。

プロンプト

#命令書
下記の#制約条件と#入力文#出力形式をもとに、プロジェクトの見積書を作成してください。

#制約条件
・必ず、このプロンプト_制約条件を守るようにする。
・制約条件以外の内容については言及してはならない。
・出力については必ずプロンプト_出力条件に従って行うものとする。

#入力文
[プロジェクト名]:{自由記述}
[クライアント名]:{自由記述}
[開始日]:{自由記述}
[終了日]:{自由記述}
[プロジェクトの説明]:{自由記述}
[担当者名]:{自由記述}
[時間単価]:{自由記述}
[予想作業時間]:{自由記述}
[必要な材料費]:{自由記述}
[外注費]:{自由記述}
[その他の費用]:{自由記述}
[税率]:{自由記述}
[割引(任意)]:{自由記述}
[合計金額]:{自由記述}
[支払い条件]:{自由記述}
[特記事項]:{自由記述}

#出力形式
[クライアント名]様

プロジェクト名: [プロジェクト名]
開始日: [開始日]
終了日: [終了日]
プロジェクトの説明: [プロジェクトの説明]
担当者: [担当者名]

費用詳細:
時間単価: [時間単価]
予想作業時間: [予想作業時間]
必要な材料費: [必要な材料費]
外注費: [外注費]
その他の費用: [その他の費用]
税率: [税率]
割引: [割引(任意)]
合計金額: [合計金額]

支払い条件: [支払い条件]
特記事項: [特記事項]

よろしくお願い申し上げます。

例:ウェブサイトのリデザインプロジェクトの見積書作成

上記のプロンプトに下記の#入力文を入れて、ChatGPTに入力します。

#入力文
[プロジェクト名]:{ウェブサイトリデザイン}
[クライアント名]:{タナカ株式会社}
[開始日]:{2023年9月1日}
[終了日]:{2023年12月31日}
[プロジェクトの説明]:{企業サイトのデザイン改善および機能強化}
[担当者名]:{佐藤太郎}
[時間単価]:{¥6,000}
[予想作業時間]:{200時間}
[必要な材料費]:{¥50,000}
[外注費]:{¥100,000}
[その他の費用]:{¥20,000}
[税率]:{10%}
[割引(任意)]:{¥30,000}
[合計金額]:{¥1,420,000}
[支払い条件]:{月30日締めの翌月末払い}
[特記事項]:{納期の変更が発生する場合は事前にご相談ください}

出力結果:

出力文:

タナカ株式会社様

プロジェクト名: ウェブサイトリデザイン
開始日: 2023年9月1日
終了日: 2023年12月31日
プロジェクトの説明: 企業サイトのデザイン改善および機能強化
担当者: 佐藤太郎

費用詳細:
時間単価: ¥6,000
予想作業時間: 200時間
必要な材料費: ¥50,000
外注費: ¥100,000
その他の費用: ¥20,000
税率: 10%
割引: ¥30,000
合計金額: ¥1,420,000

支払い条件: 月30日締めの翌月末払い
特記事項: 納期の変更が発生する場合は事前にご相談ください

よろしくお願い申し上げます。

このように出力形式に従って、プロジェクトの見積書を作成してくれました。

②システム開発の見積書

以下のプロンプトにプロジェクト名や顧客名、開発期間などを入力することで、システム開発の見積書を作成することができます。

プロンプト

#命令書
下記の#制約条件と#入力文#出力形式をもとに、システム開発の見積書を作成してください。

#制約条件
・必ず、このプロンプト_制約条件を守るようにする。
・制約条件以外の内容については言及してはならない。
・出力については必ずプロンプト_出力条件に従って行うものとする。

#入力文
・プロジェクト名:{自由記述}
・顧客名:{自由記述}
・開発期間:{自由記述}
・システム要件:{自由記述}
・開発言語:{選択式→Java/Python/C#/Ruby/PHP/その他}
・フレームワーク:{選択式→Spring/React/Django/Flask/Rails/その他}
・データベース仕様:{自由記述}
・ハードウェア要件:{自由記述}
・開発メンバー数:{自由記述}
・開発メンバーのスキルセット:{自由記述}
・開発メンバーの時間単価:{自由記述}
・外部ベンダーの費用:{自由記述}
・ライセンス費用:{自由記述}
・保守費用:{自由記述}
・リスク管理費用:{自由記述}
・その他の費用:{自由記述}

#出力形式
プロジェクト名: [プロジェクト名]
顧客名: [顧客名]
開発期間: [開発期間]
システム要件: [システム要件]
使用技術: 開発言語 - [開発言語], フレームワーク - [フレームワーク]
データベース仕様: [データベース仕様]
ハードウェア要件: [ハードウェア要件]
開発チーム: [開発メンバー数]人, スキルセット - [開発メンバーのスキルセット]
開発費用: 時間単価 - [開発メンバーの時間単価], 外部ベンダー費用 - [外部ベンダーの費用], ライセンス費用 - [ライセンス費用], 保守費用 - [保守費用], リスク管理費用 - [リスク管理費用], その他の費用 - [その他の費用]

例:新規ECサイト開発の見積書作成

上記のプロンプトに下記の#入力文を入れて、ChatGPTに入力します。

・プロジェクト名: 新規ECサイト開発
・顧客名: 株式会社サンプル
・開発期間: 2023年4月1日から2023年10月31日
・システム要件: 商品管理、在庫管理、ユーザー認証、カート機能、決済機能
・開発言語: Java
・フレームワーク: Spring
・データベース仕様: MySQL, 予想最大100GB
・ハードウェア要件: クラウド上での構築, 最低8コアCPU, 16GBメモリ
・開発メンバー数: 5人
・開発メンバーのスキルセット: Java開発3人, フロントエンド開発1人, データベース管理1人
・開発メンバーの時間単価: 6000円
・外部ベンダーの費用: 200万円
・ライセンス費用: 100万円
・保守費用: 50万円/月
・リスク管理費用: 30万円
・その他の費用: 10万円

出力結果:

出力文:

プロジェクト名: 新規ECサイト開発
顧客名: 株式会社サンプル
開発期間: 2023年4月1日から2023年10月31日
システム要件: 商品管理、在庫管理、ユーザー認証、カート機能、決済機能
使用技術: 開発言語 - Java, フレームワーク - Spring
データベース仕様: MySQL, 予想最大100GB
ハードウェア要件: クラウド上での構築, 最低8コアCPU, 16GBメモリ
開発チーム: 5人, スキルセット - Java開発3人, フロントエンド開発1人, データベース管理1人
開発費用: 時間単価 - 6000円, 外部ベンダー費用 - 200万円, ライセンス費用 - 100万円, 保守費用 - 50万円/月, リスク管理費用 - 30万円, その他の費用 - 10万円

このように出力形式に従って、システム開発の見積書を作成してくれました。

③イベントの見積書作成

以下のプロンプトに、イベント名や開催日時、開催場所を入力することで、イベントの見積書を作成することができます。

プロンプト

#命令書
下記の#制約条件と#入力文#出力形式をもとに、イベントの見積書を作成してください。

#制約条件
・必ず、このプロンプト_制約条件を守るようにする。
・制約条件以外の内容については言及してはならない。
・出力については必ずプロンプト_出力条件に従って行うものとする。

#入力文
・イベント名:{自由記述}
・開催日時:{自由記述}
・開催場所:{自由記述}
・参加者数:{自由記述}
・装飾費用:{自由記述}
・飲食費用:{自由記述}
・エンターテイメント費用:{自由記述}
・設備レンタル費用:{自由記述}
・スタッフ人件費:{自由記述}
・その他費用:{自由記述}
・割引額:{自由記述}
・税率:{自由記述}
・見積書番号:{自由記述}
・依頼者名:{自由記述}
・依頼者連絡先:{自由記述}
・担当者名:{自由記述}
・支払い条件:{自由記述}

#出力形式
見積書番号: [見積書番号]
依頼者: [依頼者名] ([依頼者連絡先])
担当者: [担当者名]
イベント名: [イベント名]
開催日時: [開催日時]
開催場所: [開催場所]
参加者数: [参加者数] 人

--- 費用詳細 ---
装飾費用: [装飾費用]円
飲食費用: [飲食費用]円
エンターテイメント費用: [エンターテイメント費用]円
設備レンタル費用: [設備レンタル費用]円
スタッフ人件費: [スタッフ人件費]円
その他費用: [その他費用]円

--- 合計 ---
割引: [割引額]円
税率: [税率]%
合計金額: ([装飾費用] + [飲食費用] + [エンターテイメント費用] + [設備レンタル費用] + [スタッフ人件費] + [その他費用] - [割引額]) * (1 + [税率]/100)円

支払い条件: [支払い条件]

例:夏祭りイベントの見積書作成

上記のプロンプトに下記の#入力文を入れて、ChatGPTに入力します。

#入力文
・イベント名:夏祭り2023
・開催日時:2023年8月20日 17:00~21:00
・開催場所:東京都中央公園
・参加者数:500人
・装飾費用:100,000円
・飲食費用:250,000円
・エンターテイメント費用:150,000円
・設備レンタル費用:50,000円
・スタッフ人件費:80,000円
・その他費用:20,000円
・割引額:30,000円
・税率:10%
・見積書番号:EST2023-0801
・依頼者名:田中太郎
・依頼者連絡先:03-1234-5678
・担当者名:佐藤花子
・支払い条件:30日以内に銀行振り込み

出力結果:

出力文:

見積書番号: EST2023-0801
依頼者: 田中太郎 (03-1234-5678)
担当者: 佐藤花子
イベント名: 夏祭り2023
開催日時: 2023年8月20日 17:00~21:00
開催場所: 東京都中央公園
参加者数: 500人

--- 費用詳細 ---
装飾費用: 100,000円
飲食費用: 250,000円
エンターテイメント費用: 150,000円
設備レンタル費用: 50,000円
スタッフ人件費: 80,000円
その他費用: 20,000円

--- 合計 ---
割引: 30,000円
税率: 10%
合計金額: (100,000 + 250,000 + 150,000 + 50,000 + 80,000 + 20,000 - 30,000) * (1 + 10/100)円 = 572,000円

支払い条件: 30日以内に銀行振り込み

このように出力形式に従って、イベントの見積書を作成してくれました。

④修理費用の見積書作成

以下のプロンプトに、修理対象品目や修理部品名と数量などを入力することで、修理費用の見積書を作成することができます。

プロンプト

#命令書
下記の#制約条件と#入力文#出力形式をもとに、イベントの見積書を作成してください。

#制約条件
・必ず、このプロンプト_制約条件を守るようにする。
・制約条件以外の内容については言及してはならない。
・出力については必ずプロンプト_出力条件に従って行うものとする。

#入力文
[修理対象品名]:{自由記述}
[修理部品名と数量]:{自由記述}
[修理部品の単価]:{自由記述}
[修理の労働時間]:{自由記述}
[労働時間の単価]:{自由記述}
[追加費用(運送費など)]:{自由記述}
[割引率]:{自由記述または選択式→0%/5%/10%/15%/20%}
[税率]:{選択式→8%/10%}

#出力形式
修理対象品名: [修理対象品名]
修理部品:

[修理部品名と数量]、単価: [修理部品の単価]
労働時間: [修理の労働時間] 時間、単価: [労働時間の単価]
追加費用: [追加費用(運送費など)]
割引率: [割引率]
税率: [税率]
合計金額: (部品費用 + 労働費用 + 追加費用)x (1 - 割引率) x (1 + 税率)

例:エアコンの修理費用の見積書作成

上記のプロンプトに下記の#入力文を入れて、ChatGPTに入力します。

[修理対象品名]:エアコン
[修理部品名と数量]:フィルター 2個, コンプレッサー 1個
[修理部品の単価]:フィルター 3000円, コンプレッサー 15000円
[修理の労働時間]:3時間
[労働時間の単価]:4000円
[追加費用(運送費など)]:1000円
[割引率]:10%
[税率]:10%

出力結果:

出力文:

もちろんです、下記が指定された条件に基づいて作成された見積書です。

修理対象品名: エアコン
修理部品:

フィルター 2個, コンプレッサー 1個、単価: フィルター 3000円, コンプレッサー 15000円
労働時間: 3時間、単価: 4000円
追加費用: 1000円
割引率: 10%
税率: 10%
合計金額: ((3000円 * 2 + 15000円 * 1) + (4000円 * 3) + 1000円)x (1 - 0.10) x (1 + 0.10) = (6000円 + 15000円 + 12000円 + 1000円) x 0.9 x 1.1 = 30240円

計算に基づいて、合計金額は30240円となります。

このように出力形式に従って、修理費用の見積書を作成してくれました。

まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTで、①プロジェクトの見積書、②システム開発の見積書、③イベントの見積書作成、④修理費用の見積書を作成することができるプロンプトをご紹介しました。

見積書の作成はChatGPTに対して必要な情報を提供し、出力形式を指定することで、簡単に作成することができます。

ぜひ今回ご紹介したプロンプトの入力文や出力形式をカスタマイズして、より自分にあったプロンプトにしてみてください。