ChatGPTで最適なプロンプトを入力すると、エクセルの関数を作成することができます。
今回PROMPTYではChatGPTを使って状況に応じたエクセルの関数を生成するプロンプトを紹介したいと思います。
プロンプト作成のコツ
- 列や行の状況を詳細に入力する
- 可能な限りやりたいことを詳細に入力する
ChatGPTを用いてプロンプトを作成する際は、どの列、どの行でどんな計算をしたいのかを具体的に記入する必要があります。もちろん行や列を指定しなくてもある程度のものは作成が可能ですが、そのままエクセルで使用できる関数を出力する、という趣旨を考えた際には具体性を持たせた入力を行うべきです。
プロンプト例
今回は、上図のようにC列に日付、D列に点数が記入されている状況を仮定して、この点数の合計値を出力する関数をChatGPTを用いて作成します。今回使用したmodelはGPT-4です。
プロンプト:
以下の条件を満たすエクセル用の関数を作成してください。
C列に日付(2023/01/01から2023/01/13まで)
D列に日付ごとの点数(0点から100点までで、)
が記入されています。
D列の点数の合計値を出力する関数
出力文:
エクセルでは、一列にある全ての数値の合計を出力するための関数があります。それが「SUM」関数です。今回はD列の点数の合計値を計算したいので、「SUM」関数をD列に適用します。
具体的な関数は以下の通りです:
=SUM(D:D)
この関数はD列全体の数値を合計します。ただし、D列に文字列や日付など数値以外のデータが含まれている場合、それらは無視されます。
なお、特定の期間(2023/01/01から2023/01/13まで)の点数のみを合計したい場合には、範囲指定をすることが可能です。しかし、その範囲がD列のどの部分にあたるかによります。例えば、それがD2からD14に該当するなら、関数は以下のようになります。
=SUM(D2:D14)
上記の関数は、D列の2行目から14行目までの数値を合計します。
このように、具体的な例を交えながら説明をしてくれました。次に、特定の条件下での点数に関するデータを出力する関数を作成してもらいます。
例えば、「60点以上を満たす点数の日数を出力する関数」を作成します。
プロンプト:
以下の条件を満たすエクセル用の関数を作成してください。
C列に日付(2023/01/01から2023/01/13まで)
D列に日付ごとの点数(0点から100点まで)
が記入されています。
D列の点数のうち、60点以上を満たす点数の日数を出力する関数
出力文:
Excelで条件に基づいた数値のカウントを行うためには、COUNTIFS関数を使用することが一般的です。この関数は、指定された条件を満たすセルの数をカウントします。
例えば、C列に日付があり、D列に点数が記入されている場合、D列の点数が60点以上である日数をカウントするためには以下のような関数を使用できます:
=COUNTIFS(D:D, ">=60")
この関数は、D列(点数)の値が60以上のセルの数をカウントします。ただし、指定した日付範囲内に限定することを要求している場合は、以下のように修正することができます:
=COUNTIFS(C:C, ">=2023/01/01", C:C, "<=2023/01/13", D:D, ">=60")
この関数は、C列(日付)の値が2023年1月1日以上、2023年1月13日以下、そしてD列(点数)の値が60以上のセルの数をカウントします。
このように複数パターンからのアプローチを考えた上で関数を出力してもらうことに成功しました。
まとめ
今回PROMPTYではChatGPTを用いてエクセルの関数を作成する方法をご紹介してきました。
このように、プロンプトに対して可能な限り具体性を示すことによって質の高いエクセルの関数を作成してもらうことが可能です。是非エクセルの関数の作成に困った場合は今記事を参考にしてChatGPTを活用してみてはいかがでしょうか。