「Stable DiffusionをDifyで使うことはできるの?」
「使うとしたら、どのように使うの?」と悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
Difyでは誰でもStable Diffusionを使うことができ、簡単にAI画像生成機能があるアプリを作れます。
本記事ではStable Diffusionの概要、APIの取得方法、ワークフローでの利用方法、エージェントでの利用方法を使いながら詳しく説明しています。
ぜひ最後までご覧ください。
Stable Diffusionとは
Stable Diffusionは、Stability AIが開発したテキストから画像を生成するAIです。
インペインティング(画像の一部を補完)、アウトペインティング(画像を拡張)、画像から画像への変換など、多様なタスクにも対応可能です。
このモデルはオープンソースとして公開されているため、個人や企業が容易に利用できる点が特徴です。
APIの取得方法
ここではStable DiffusionのAPIキーの取得方法を説明します。
STEP 1
Difyを開き、画面右上の「ツール」をクリックしてください。
スクロールしてStabilityを選択し、インストールしてください。

STEP 2
インストール後、Stabilityを再びクリックし「認証する」を押してください。

STEP 3
「取得方法」をクリックし、Stabilityのアカウントを作成してください。
アカウント作成後、APIキーが表示されるのでコピーしてください。

STEP 4
APIキーを入力し、保存してください。

ワークフローでの利用方法
ここでは、DifyワークフローでのStable Diffusionの利用方法を説明します。
①アカウント作成
まずは、Difyでアカウントを作成してください。
アカウントを開いたら、「最初から作成」をクリックし、「ワークフロー」を選択してください。

②ノードを繋げる
開始ノードの右端にカーソルを当てて、「+」をクリックしてください。
ブロックの中から「HTTPリクエスト」を選択し、「Stable Diffusion」、「終了」と繋げてください。
「Stable Diffusion」は「ツール」から選択できます。


③開始ノードの設定
開始ノードを選択し、「入力フィールド」の右隣にある「+」をクリックしてください。
次に、入力フィールドを以下のように設定してください。

④HTTPリクエストノードの設定
HTTPリクエストノードをクリックし、以下のように設定してください。

青枠の部分には以下のStabilityのReferenceページの青枠と同様の文字列を入力してください。

⑤Stable Diffusionノードの設定
プロンプトをinputに設定してください。

⑥終了ノードの設定
終了ノードをクリックし、出力変数を以下のように設定してください。

⑦実行
実行をクリックし、プロンプトを英語で入力してください。


AI画像生成ができるワークフローの完成です。
エージェントでの利用方法
ここではDifyエージェントでのStable Diffusionの利用方法を説明します。
①アカウント作成
まずは、Difyでアカウントを作成してください。
アカウントを開いたら、「最初から作成」をクリックし、「エージェント」を選択してください。
②手順入力
「手順」に以下の内容を入力してください。
自身のニーズに合わせて変更も可能です。
## 命令
あなたは優秀なアニメのイラストレーターです。
ユーザーの希望に合う絵を、Stable Diffusionを活用して生成してください。
## 制約
### リライト
ユーザーからもらったプロンプトを、Stable Diffusionが理解しやすい形にリライトしてからStable Diffusionで画像生成してください。
### ネガティブプロンプト
ユーザーからもらったプロンプトがポジティブプロンプトのみだった場合、ネガティブプロンプトをユーザーに聞き返してください。
③ツール選択
「ツール」の右隣にある「+」をクリックし、Stabilityを選択してください。

④プロンプト入力
画面右側のチャットでプロンプトを入力してください。
英語・日本語どちらでも入力可能です。


AI画像生成ができるエージェントの完成です。
まとめ
今回はDifyでのStable Diffusionの利用方法について詳しく説明しましたがいかがだったでしょうか。
以下が本記事の簡単なまとめです。
- Stable Diffusionをワークフローに簡単に組み込むことができる
- エージェントではノーコードで利用可能
- ワークフローではプロンプトは英語、エージェントでは英語・日本語両方入力可能
Stable DiffusionをDifyに統合することで、誰でも手軽にAI画像生成を活用できるようになります。
本記事の内容を参考に、ぜひご自身のプロジェクトで試してみてください!