【プロンプト解説】Stable Diffusionで丸顔の人物や童顔の人物を生成する方法を解説

「Stable Diffusionで丸顔の人物や童顔の人物を生成する方法が分からない」
そう思う方もいるのではないでしょうか。

プロンプトを工夫することで、Stable Diffusionでは簡単に理想の顔の人物を生成することが出来ます。

今回PROMPTYでは、丸顔の人物や童顔の人物を生成する際のコツや注意点もお伝えします。

Stable Diffusionで理想の表情の人物を生成するための方法を解説

Stable Diffusionにおいて、理想の表情や顔の形の人物を生成したい場合、プロンプトの工夫が必要不可欠です。

例えば、笑顔の女性を生成したい場合、以下のようにプロンプトを入力します。

プロンプト

(masterpiece,best quality:1.4),(8k,raw photo,photo realistic:1.2),shiny skin,detailed skin,detailed face,detailed eyes,1girl,Japanese idol,beautiful face,(smile:1.2),white background,wearing a white t-shirts

ネガティブプロンプト

(worst quality,low quality:2),(painting,sketch,flat color),monochrome,grayscale,ugly face,bad face,bad anatomy,deformed eyes,missing fingers,acnes,skin blemishes,nsfw,nude,nipples

モデル「chilloutmix」を使用して画像を生成した結果、以下のようになりました。

このように、プロンプトを工夫することによって、笑顔の女性を生成することが出来ました。

表情などのプロンプトに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

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プロンプトを使用して丸顔や童顔の女性を生成する方法を紹介

上記の通り、Stable Diffusionでは理想の人物を生成するためにはプロンプトの工夫が必要不可欠です。

ここでは、丸顔の人物を生成するための方法をご紹介します。主要なプロンプトは以下の通りです。

  • round face
  • moon face
  • baby face

上記のプロンプトを使用して実際にリアル系のモデルとアニメ系のモデルで画像を生成してみます。設定は以下の通りです。

Sampling method:Euler a
Sampling steps:30
Width:512
Height:512
Batch count:1
Batch size:1
CFG Scale:7
Seed:-1
Script:None

リアル系モデルのプロンプト

プロンプト

(masterpiece,best quality:1.4),(8k,raw photo,photo realistic:1.2),shiny skin,detailed skin,detailed face,detailed eyes,1girl,Japanese idol,上記のプロンプト,

ネガティブプロンプト

(worst quality,low quality:2),(painting,sketch,flat color),monochrome,grayscale,ugly face,bad face,bad anatomy,deformed eyes,missing fingers,acnes,skin blemishes,nsfw,nude,nipples

アニメ系モデルのプロンプト

プロンプト

(masterpiece,best quality:1.4),super fine illustration,shiny skin,detailed skin,detailed face,detailed eyes,an extremely cute and beautiful girl,上記のプロンプト,

ネガティブプロンプト

(worst quality,low quality:2),(painting,sketch,flat color),(nsfw,nude,exposed skin,exposed chest,nipples,naked,bare navel),monochrome,grayscale,ugly face,bad face,bad anatomy,deformed eyes,missing fingers,acnes,skin blemishes

生成画像

生成された画像は以下の通りです。検証には、リアル系モデル「chilloutmix」「Basilmix」,アニメ系モデル「anythingV5」「Abyssorange」を使用しています。

リアル系モデル

上が「Chilloutmix」,下が「Basilmix」を使用して生成した画像です。おおむねプロンプト通りに生成されていますが、moon faceと入力した際に月の画像が生成されてしまい、顔の形に反映されない場合が存在するようです。

アニメ系モデル

上側が「anythingV5」,下が「Abyssorange」の画像です。こちらもリアル系のモデルと同様に、月の画像が生成されてしまいました。また、「anythingV5」はあまり顔が丸くならない傾向にあるようです。

まとめ

今回PROMPTYでは、Stable Diffusionで丸顔や童顔の人物を生成する方法を解説しましたが、いかがだったでしょうか。

モデルによって多少の差は生じる可能性がありますが、今回のプロンプトは基本的にどのモデルでも使用可能です。

是非試してみてください。

PROMPTYでは他のStable Diffusionについての記事も多く扱っているので、是非ご覧ください。

~Stable Diffusionで素早く画像生成するには~

Stable Diffusionの画像生成スピードや画像サイズは、グラフィックボード(GPU)の性能によって大きく変わります。

このため、より効率的かつ快適な画像生成を望むユーザーにとって、最適なグラフィックボードの選択が重要となります。

推論処理やLoRAなどの追加学習処理といった大量の計算を効率よく行うためには、12GB以上のVRAMを持つグラフィックボードを選ぶことを強くおすすめします。

2GBや4GBのVRAMを持つグラフィックボードでは、学習プロセスや高解像度の画像生成に支障が出る可能性が高いです。

コスパを重視する方は、RTX 3060を選ぶと良いでしょう。

このグラフィックボードを使えば、Stable Diffusionの画像生成機能を最大限に活用することが可能となります。