「ChatGPTのような生成系AIに入力する文章は英語の方がいいの？」「MidjouneryやStableDiffusionの英語のプロンプトを作成する方法を知りたい。」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回PROMPTYでは、生成系AIへのプロンプトは英語の方がいいのか、画像生成系AIは英語のプロンプト入力が必要な場合が多いこと、生成系AIに入力する英語のプロンプトを簡単に作成する方法、生成系AIで英語のプロンプトを入力するメリットについて解説します。
生成系AIへのプロンプトは英語の方がいい？
生成系AIは訓練データに基づくため、英語データが多いAIでは英語の方が結果がより良くなります。
しかし、GPT-4のような先進的なAIは、多くの言語を理解し生成する能力があります。（多言語対応）
ただし、英語は依然として最も豊富なデータセットで、複雑なニュアンスや特定の専門知識を求める場合、英語でのプロンプトの方が良い結果を生むことがあります。
もっとも、基本的なコミュニケーションや一般的な質問については、他の言語でも十分対応可能です。
画像生成系AIは英語のプロンプト入力が必要な場合が多い
「midjourney」「stable diffusion」などの画像生成系AIは、英語のプロンプト入力が必要な場合が多いです。
これは主に、多くのAIモデルが英語のデータセットで訓練されているからです。
訓練データはモデルがどのように情報を解釈し、反応するかを決定します。
そのため、英語のプロンプトに対する最適化が進んでいると、英語以外の言語の入力よりも精度の高い出力結果を得ることが出来ます。
このため、ユーザーはできるだけ英語のプロンプトを使用することが推奨されます。
例.Midjourneyで自分のアニメ風画像を作成するプロンプト
smiling japanese man, 20 years old, real, photograph --ar 3:2
生成系AIに入力する英語のプロンプトを簡単に作成する方法
今回PROMPTYでは、生成系AIに入力する英語のプロンプトを簡単に作成する方法として下記の3つを紹介します。
①DeepLを使う
②Prompt Mania Prompt builderを使う
③Midjourney Prompt Helperを使う
それぞれ解説していきます。
①DeepLを使う
「DeepL」を使うことで、非英語話者でも簡単に英語のプロンプトを作成できます。
「midjourney」「stable diffusion」などの画像生成AIに入力するため、まず、日本語でプロンプトを考えてDeepLに入力します。
次に、DeepLが生成した英語の翻訳を確認し、必要に応じて微調整します。
これにより、AIが最適に解釈できる英語のプロンプトが手に入ります。
②Prompt Mania Prompt builderを使う
「Prompt Mania Prompt builder」は、ユーザーが自分で考えた画像をAI（人工知能）に生成させるためのプロンプトを作成できるツールです。
Midjourney、Stable Diffusion、DALL-E 2など、さまざまなAI画像生成プログラムに対応しており、ユーザーは自分が使いたいプログラムに合わせてプロンプトを作成することができます。
このツールは無料で利用でき、AIを使って自分のアイデアを形にしたい人にとって有用です。
③Midjourney Prompt Helperを使う
「MidJourney Prompt Helper」は、Midjourney専用の画像生成を支援するためのツールです。
ユーザーは様々な要素を指定して、自分の想像した画像をAIに生成させるための指示（プロンプト）を作成することができます。
これらの要素には、スタイル、照明、カメラの角度、アーティストのスタイル、色、素材、サイズ、深度感、画質などが含まれます。
また、特定の要素を除外したい場合には、それを指定することも可能です。
さらに、インスピレーションを得るための画像をアップロードする機能もあります。
このツールは、AIを使って自分のアイデアを具体的な画像に変換したい人にとって有用なツールです。
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生成系AIで英語のプロンプトを入力するメリット
生成系AIで英語のプロンプトを入力するメリットとして主に、
①広範な互換性
②豊富なリソースへのアクセス
③最新のAI技術を活用できる
④トークンの節約
の4つが挙げられます。それぞれ解説していきます。
①広範な互換性
英語のプロンプトを使用すると、多くのAIモデルとの互換性が向上します。
これは、多くのAIモデルが英語のデータで訓練されているためです。
英語はグローバルな言語として広く認識されており、その結果として、AIモデルもまた英語のデータを理解する能力を強く持っています。
そのため、英語のプロンプトを使用することで、AIモデルがプロンプトを正確に理解し、期待する結果を出力する可能性が高まります。
②豊富なリソースへのアクセス
英語のプロンプトを使用すると、英語のリソースやツールにアクセスすることが容易になります。
英語は科学、技術、学術の分野で広く使用されており、そのために多くの教育資料、ガイド、チュートリアルが英語で提供されています。
これらのリソースを活用することで、プロンプトの作成や結果の解釈をより効果的に行うことができます。
③最新のAI技術を活用できる
AI技術は急速に進化しており、新しいモデルやアプローチが常に開発されています。
これらの新しい開発の多くは、まず英語で公開されます。
英語のプロンプトを使用することで、最新のAI技術を迅速に利用することが可能になります。
④トークンの節約
AIモデルは通常、入力として受け取るテキストを「トークン」という単位に分割します。
特にテキスト生成AIでは、これらのトークンの数には上限があり、その上限を超えるとモデルは動作しなくなる場合が多いです。
英語は日本語や他の多くの言語と比べてトークン数が少なくなる傾向があります。
これは、英語が空白で単語を区切るため、一つの単語が一つのトークンとしてカウントされるからです。
そのため、英語のプロンプトを使用すると、同じ情報を伝えるために必要なトークン数を節約でき、より長いプロンプトをAIモデルに入力することが可能になります。
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まとめ
今回PROMPTYでは、生成系AIへのプロンプトは英語の方がいいのか、画像生成系AIは英語のプロンプト入力が必要な場合が多いこと、生成系AIに入力する英語のプロンプトを簡単に作成する方法、生成系AIで英語のプロンプトを入力するメリットについて解説しました。
生成系AIの中でも特に、画像生成AIは英語のプロンプト入力が必要な場合が多いので、今回ご紹介した方法を使ってみてください。
