IBMとMicrosoftが共同で生成AI導入支援サービスを開始

2023年8月17日、IBMとMicrosoftは、新しい生成AI導入支援サービス「IBM Consulting Azure OpenAI Service」をAzure Marketplaceで提供開始しました。

IBMとMicrosoftはこのサービスにより、調達、健康診断、コンテンツ生成など、生成AIの多岐にわたる用途への活用を目指しています。

参考:Acceleration Economy

調達と支払いの自動化

「IBM Consulting Azure OpenAI Service」は、調達と支払いの分野において、両社は手動で断片化された調達プロセスを自動化するソリューションを提供しています。

このソリューションは、供給チェーンに関する新しい洞察を提供し、業務効率の向上や時間の節約が期待されます。

金融機関と銀行におけるコンテンツ生成

「IBM Consulting Azure OpenAI Service」は、金融機関と銀行においては、生成人工知能が顧客向けの個別化されたコンテンツの開発を加速するための用途を探求しています。

効率的に財務報告を処理し、要約し、報告の音声バージョンを自動的に作成するプロジェクトに取り組んでいます。

医療分野でのプロセスの合理化

「IBM Consulting Azure OpenAI Service」は、医療分野においては、IBMは複雑な医療記録とポリシードキュメントを自動的に取り込み、分析するソリューションを提供しています。

このソリューションは、事前承認プロセスを自動化し、看護師や医師に仮想アシスタントを提供するものです。

企業の情報検索の効率化

「IBM Consulting Azure OpenAI Service」は、従業員が仕事をするために必要な情報が分散している問題に対処するために、知識抽出ツールを実装しています。

このツールは、手動の閲覧を排除し、利用者が貴重な洞察を努力なく検索できるようにするものです。

まとめ

IBMとMicrosoftが共同で生成AI導入支援を開始したことは、生成AIの新たな可能性を開くものであり、調達、健康診断、コンテンツ生成など、多岐にわたる用途への活用が期待されています。

また、今後生成AIの活用による業務効率の向上、時間の節約、新しい行動可能な洞察の生成など、多岐にわたる利点を享受できるようになることが期待されます。

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