Slackが『Slack GPT』をリリース!Slackで生成AIが使用可能に

Slack GPTとは

Slack GPTは、生成的AIを活用するための新しいプラットフォームで、OpenAIのChatGPT、AnthropicのClaude、Einstein GPTなど、さまざまなAI技術を統合して活用できます。これにより、未読メッセージの要約やスレッドに基づく提案、Workflow Builderへの組み込みなど、多岐にわたる機能が実現されます。

参考:Slack

Slack GPTの機能の例

複数の未読メッセージのサマライズ

引用:Slack

Slack GPTの利用例のひとつは、未読メッセージの要約です。これにより、大量の未読メッセージがあるスレッドの内容を迅速に理解したり、過去のメッセージを振り返る時間がない場合にも便利に使用できます。

顧客に応じたメール作成

Slack GPTをWorkflow Builderに組み込むことで、「AIを活用したリード対応」のワークフローが可能になります。新しい有望顧客(リード)がSalesforceから得られた場合、ChatGPTでその顧客宛のメールのドラフトを生成し、SlackのCanvas機能で共有します。これにより、効率的な営業メール作成が実現されます。

顧客情報の作成

Einstein GPTを使って、「最有力顧客への提案で知っておくべきこと」を質問することで、最有力顧客に関する情報が得られます。このようにして、Slack GPTでは多様なAIを組み合わせたサービスが実現されます。

Slack GPTの今後の展望

将来的には、特定の業務や分野に精通したAIの組み合わせによるサービスが提供されることが期待されます。「Claude app for Slack」はすでにベータ版が公開されており、無料で利用可能です。

また、「ChatGPT app for Slack」は発表済みで、利用申し込みのウェイトリストが受け付けられています。さらに、「Einstein GPT app for Slack」は開発中で、「Workflow Builder with Slack GPT」は今夏登場予定です。

ウェイトリスト登録はこちらから:

まとめ

Slack GPTを使うと、未読メッセージ要約や顧客向けメール作成、顧客情報取得といった機能が実現され、ビジネス効率化やコミュニケーション向上に寄与するでしょう。

今後は特定の業務や分野に精通したAIの組み合わせで、多様なニーズに対応できるサービスが期待されます。Slack GPTは、AI技術とビジネスを融合させる有望なプラットフォームと言えます。