山梨県甲府市は7月9日、生成AIの本格導入を公表しました。
具体的には7月22日より業務における生成AIの使用が開始されるとのことです。
生成AIの費用対効果を確認
甲府市は2023年8月より2ヶ月間、生成AIの業務利用についての実証実験を実施していました。
17部局、130人の職員を対象に試験導入を行った結果、9割以上の職員が「業務効率化につながった」と回答しました。
参考:テレビ山梨
結果を受けて甲府市は以前より生成AIの本格利用を決定していましたが、今回はそれが実現したという形です。
具体的な使用方法
甲府市は生成AIの本格導入にあたって、以下の使用方法を想定していると述べています。
・文書の作成、添削
・アイデアのたたき台
・アンケート調査の集計、分析
・市議会の議事録作成
また今回の導入にあたって、甲府市ではガイドラインを策定しています。
生成AIに個人情報や機密情報を入力しないこと、出力された文章は人が必ず確認することなどを周知、徹底するとのことです。
生成AIの効果的な使用にはプロンプトが重要
業務において生成AIを効果的に使用するにはプロンプトが重要です。
プロンプトは言わば指示書のようなものであり、プロンプト次第では望む出力結果が得られないことがあります。
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例えば、ChatGPTでは議事録の作成と要点の整理やExcelの関数を作成することができます。
どちらも事務作業の内かなりの時間を要する業務であるため、生成AIを活用することで負担を軽減することが期待できます。
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まとめ
山梨県甲府市は7月9日、生成AIの本格導入を公表しました。
甲府市市長である樋口氏も特に市議会における有用性を述べており、今後よりいっそう活用されることが予想されます。