米Anthropicは3月13日(現地時間)、大規模言語モデル「Claude 3 Haiku」の提供を開始しました。3月4日に発表されたClaude 3は「Opus」「Sonnet」「Haiku」の3つのモデルがありますが、Haikuはそのなかでも最も高速で手頃な価格のモデルとなっています。
Claude 3 Haikuは、Claude APIやAIチャットclaude.aiのClaude Pro(有料サブスクリプション)で利用することができます。
米Anthropicは3月4日(現地時間)、新しい大規模言語モデル「Claude 3」を発表しました。 Claude 3 は「Opus」「Sonnet」「Haiku」 の 3 つのモデルが公開されており、推論、数学、コーディング、多[…]
タイムリーな処理を求められる現場で活躍
Claude 3 Haikuは、カスタマーサポートのような即時の出力が求められるタスク向けの迅速な処理速度を実現しています。32Kトークン未満のプロンプトでは、毎秒約21Kトークン(約30ページ相当)の高速処理が可能です。
Anthropicが公開した動画からも、チャットの応答が速いことが分かります。
低コストで大量データの分析が可能
Claude 3 Haikuの価格は、長文のプロンプトが多い企業のワークロード向けに入力トークンと出力トークンの比率が1:5に設定されています。
Haikuは、四半期報告書や契約書、法的文書など大量のテキストデータ迅速に分析することができます。Anthropicによると、わずか1ドルで400件の裁判例や2,500件の画像を処理・分析できるとのこと。
出典:Anthropic
Claude 3 Haikuの利用方法
Claude 3 Haikuは、3月14日よりClaude APIおよびAIチャットサービスclaude.aiのClaude Pro(有料版)提供が開始されています。
また、3月22日現在ではAmazon BedrokおよびGoogle Cloud Vertex AIでHaikuを始めとしたClaude 3のモデルを利用可能です。
まとめ
Anthropicは、大規模言語モデル「Claude 3 Haiku」の提供開始しました。このモデルは、タイムリーな出力が求められる企業向けの高速処理能力に加えて、低コストで大量データ分析が可能です。
Claude 3はリリース以降、日本語性能の高さが話題になっており、OpenAIのGPT-4にも匹敵するほどです。ぜひ皆様も最新のAIツールを体験してみてはいかがでしょうか。