ChatGPTにカスタムGPTを呼び出すメンション機能が追加 使い方や活用例をご紹介!

OpenAIは、1月31日にChatGPTにカスタムGPTを呼び出すメンション機能を追加しました。

これによって、特定の機能にカスタムされたGPTを必要に応じて呼び出して会話を行うことができます。

カスタムGPTを作成・利用する機能は現在有料版のChatGPT Plusユーザーのみ利用できます。

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メンション機能の使い方

ChatGPTにアクセスし、左のサイドバーの”Explore GPTs”をクリックしてGPT Storeにアクセスします。

GPT Storeから利用するカスタムGPTを選択します。

カスタムGPTのチャット画面を起動したら、左上のメニューから”Keep in sidebar”をクリックしてサイドバーにピン留めします。

チャット画面で「@」を入力すると、ピン留めしたGPTやこれまで使ったGPTをメンションして利用することができます。

メンション機能によって様々なGPTを組み合わせ可能に

メンション機能の最大のメリットは、一回のチャット画面で様々なカスタムGPTを利用できることです。

これによって、文章作成やコード生成、アイデア出しなど特定の機能に特化したカスタムGPTを組み合わせて、ChatGPTからより高精度な出力を得ることができます。

活用例として、キャッチコピーを作成するGPTと画像生成ができるGPTを組み合わせて広告のデザイン案を作成します。

始めに、「キャッチコピークリエイター」をメンションしてキャッチコピーを考えてもらいます。

プロンプト:

次の製品のキャッチコピーを考えてください。
#製品・サービス情報
*製品・サービス概要:エコな電動スクーター
*ターゲット:環境意識が高く、便利さとスタイルを求める若者
*市場環境や目標:持続可能な運輸手段に対する社会的な関心が高まっている

「キャッチコピークリエイター」の出力:

製品やターゲットに合ったキャッチコピーを5つ作成してくれました。

次に、キャッチコピーを一つ選んで「image generator」をメンションして広告イメージを作成してもらいます。

プロンプト:

2.のキャッチコピーを採用します。
キャッチコピーに合う広告イメージを作成してください。

「image generator」の出力:

「スクーター」「エコ」「地球を守る」といったテーマに合った画像を生成してくれました。画像のクオリティにも問題ありません。

このように、1つのチャットの中で用途に応じたカスタムGPTをメンションしながら、一連の作業の効率向上を図ることができるでしょう。

まとめ

ChatGPTにカスタムGPTを呼び出すメンション機能が追加されました。これによって、カスタムされたGPTを必要に応じて呼び出しながら作業を行うことができ、生産性の向上が図ることができます。

是非、皆さまもGPTのメンション機能を使ってChatGPTを最大限に活用してみてはいかがでしょうか。