Midjourneyでは適切なプロンプトを並べることで日常ではあり得ない画像を生成することができます。今回は架空の動物が日常の世界に溶け込んでいるような画像を生成します。
世の中に知られた架空の動物を生成する
midjourneyでは一般常識としてみんなが知っているような単語を入れるとその言葉通りに画像が生成されます。しかしマイナーな単語や人物名だとmidjourneyの考える画像が生成されます。例えば「カッパ=kappa」を生成しようとしたのですが下のように新しい動物が生成されました。
プロンプト:
kappa --v 5.1
生成画像:
水回りの動物が生成されていますが、黄色いクチバシや、頭のお皿、特徴的な手などの画像は生成されませんでした。
そこで、まず初めにmidjourney が認識していそうな架空の動物を生成していきます
プロンプト①:ペガサスを生成する
まずはペガサスに街中を走ってもらいます。ユニコーンには羽はないがツノがある、ペガサスには羽はあるがツノはある時とない時があるという違いがありますが、それはうまく反映されませんでした。「走っているペガサス=Runnning Pegasus」を組み込みます。
プロンプト:
Runnning Pegasus, white body, white wing, Rainbow-colored standing hair, streets of New York City, real, ethereal, nebulous --ar 3:2 --v 5.1
生成画像:
美しいペガサスが生成されました。光の影や毛の質感などがリアルで本当にそこにいるかのようです。今まで合成などをして苦労して作っていたような画像を簡単に生成できます。
プロンプト②:ドラゴンを生成する
次にドラゴンを生成します。より日常に溶け込んだ馴染みのある感じを出したいので、飛行機と並走させてみます。「窓の外を竜が飛んでいる=a Chinese dragon is flying outside the window」を組み込んでみます。
プロンプト:
Man looking out of airplane window, a Chinese dragon is flying outside the window, ethereal, real, nebulous, soft lightening --ar 3:2 --v 5.1
生成画像:
下2枚はかなり理想通りの画像が生成されました。「飛行機の窓を眺める男性=Man looking out of airplane window」というプロンプトだけで、ほぼ完璧に飛行機の内装を生成してくれます。上の二枚も映画のワンシーンにありそうなどこかで使えそうな画像が生成されました。
架空の動物を新しく生成する
プロンプト①:ツノのある鷹を生成する
架空の新しい動物を生成できるのか試してみたいと思います。まずはツノのある鷹を生成します。「架空の動物=Fictitious Animals」「ツノのある鷹=hawk with horns」を組み込みます。
プロンプト:
Fictitious Animals, hawk with horns --ar 3:2 --v 5.1
生成画像:
装飾をした鷹が多いですが、左下の画像は討伐系のゲームに出てきそうな架空の動物が生成されました。
プロンプト②:翼の生えた蛙
最後に翼の生えたカエルを生成します。もとよりカエルは必要なだけ飛ぶことができるので翼は必要ないですが、架空なのでなんでもありです。「winged frog」を加えます。
プロンプト:
winged frog, flying the sky, ethereal, real, nebulous --ar 3:2 --v 5.1
生成画像:
上2枚はカエルの肌にあった翼がしっかりと生成されています。
このようにmidjourneyでは実際の動物には存在しない部位を加えた架空の動物を生成することができます。