「新たな集客戦略を立てたいけれど、どこから手をつけて良いかわからない…」「ChatGPTでAARRRモデルに基づいた集客の戦略を考えることができるの?…」 そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、ChatGPTを利用すれば、AARRRモデルに基づいた集客の戦略を考えることができます。
今回PROMPTYでは、ChatGPTを用いてAARRRモデルに基づいた集客の戦略を考える方法を例文を使ってご紹介します。
プロンプト
プロンプトテンプレ:
#命令文
あなたはプロのマーケターです。#製品・サービスを対象としたAARRR(Acquisition、Activation、Retention、Referral、Revenue)モデルに基づいた集客の戦略を考えてください。
#製品・サービス
*製品・サービス名(カテゴリ):{自由記述}
*対象ユーザー:{自由記述}
*特長(競合や周辺環境、価格など):{自由記述}
#出力形式
1列目:段階(AARRR)
2列目:内容
3列目:評価基準の例
実際のChatGPTへの入力例
① ファミリーレストランのAARRRモデルを考える
例として、架空のファミリーレストラン「Family Bistro」を対象にAARRR(Acquisition、Activation、Retention、Referral、Revenue)モデルに基づいた集客の戦略を考えてもらいます。
大人から子供までを対象とし、和洋中を取り扱う、デザートも豊富。新鮮な食材を使った料理を提供、最新鋭のロボット配膳を特徴としました。また、客単価1000円~1200円程度としました。
入力文:
#命令文
あなたはプロのマーケターです。#製品・サービスを対象としたAARRR(Acquisition、Activation、Retention、Referral、Revenue)モデルに基づいた集客の戦略を考えてください。
#製品・サービス
*製品・サービス名(カテゴリ):Family Bistro(ファミリーレストラン)
*対象ユーザー:子供から大人
*特長(競合や周辺環境、価格など):
和洋中を取りあつかう
デザートも豊富
新鮮な食材を使った料理を提供
最新鋭のロボット配膳
客単価1000円~1200円程度
#出力形式
1列目:段階(AARRR)
2列目:内容
3列目:評価基準の例
GPT-4の出力:
以下に、ファミリーレストラン「Family Bistro」のAARRRモデルに基づいた集客戦略を示します。
段階 (AARRR) | 内容 | 評価基準の例 |
Acquisition(獲得) | 1. 地域のイベントや学校行事に協賛し、ロゴと共にファミリーレストランの存在を宣伝する。 2. ソーシャルメディア、地元の新聞や雑誌などを活用してPRを行う。 3. Googleマイビジネスを活用し、検索エンジンでの可視性を高める。 | 1. ウェブサイトやソーシャルメディアの訪問者数2. レストランへの問い合わせ数 3. イベント後の新規顧客数 |
Activation(活性化) | 1. 初回来店特典(デザート無料等)を提供し、顧客が利用しやすい環境を作る。 2. ロボット配膳体験イベントを開催し、レストランの特色をアピールする。 3. メニューには新鮮な食材を使用した料理を明記し、品質の高さを伝える。 | 1. 初回来店特典の利用率2. イベント参加者数3. メニューに対する顧客のフィードバック |
Retention(維持) | 1. ロイヤリティカードを導入し、リピート顧客を獲得する。 2. メニューを定期的に更新し、新鮮さを保つ。 3. 顧客のフィードバックに基づき、サービスを改善する。 | 1. リピート顧客の数 2. ロイヤリティカードの利用率 3. メニューの更新頻度 |
Referral (紹介) | 1. 紹介特典制度を設け、顧客による口コミを促進する。 2. SNSでのシェアを奨励し、デジタルでの口コミを拡散する。 3. お客様の感想や写真をウェブサイトやSNSで紹介し、信頼性を増す。 | 1. 紹介による新規顧客の数 2. SNSでのシェア数、いいね数 3. レビュー数と評価 |
Revenue (収益) | 1. アラカルトメニューの他に、お得感のあるコースメニューやファミリーセットを設ける。 2. デザートやドリンクのアップセルを試みる。 3. 季節のイベントや特別メニューを通じて、客単価を増やす。 | 1. 平均客単価 2. アップセル成功率 3. 特別メニューの売上高 |
プロンプトに従って「Family Bistro」のAARRRモデルに基づいた集客戦略とそれぞれの評価基準を表形式で出力されました。
Acquisition(獲得)段階では、地域のイベントへの協賛やソーシャルメディアを活用した宣伝、Googleマイビジネスの利用を提案しました。Activation(活性化)段階では、初回来店特典の提供やロボット配膳体験イベントの開催、新鮮な食材の強調を提案しました。Retention(維持)段階では、ロイヤリティカードの導入やメニューの定期的な更新、サービス改善を提案しました。Referral(紹介)段階では、紹介特典制度の設けやSNSでの口コミ促進、お客様の感想や写真の公開を提案しました。最後に、Revenue(収益)段階では、お得感のあるコースメニューやファミリーセットの設定、デザートやドリンクのアップセル、季節のイベントや特別メニューの提供を提案しました。
全体として、製品・サービス情報に基づいて、現実的な戦略が出力されています。各段階で評価基準も提示し、戦略の効果測定に役立てることができると思います。特に、製品の特長(和洋中を扱う、豊富なデザート、新鮮な食材の使用、ロボット配膳、客単価)を戦略に適切に取り入れており、顧客獲得から収益増加までを包括的に考慮できていると思います。
② ニュースメディアのAARRRモデルを考える
もう一つの例として、架空のニュースメディア「AI Insight」を対象にAARRR(Acquisition、Activation、Retention、Referral、Revenue)モデルに基づいた集客の戦略を考えてもらいます。
テクノロジーに興味があり、パーソナライズされた情報を求める20-50歳のユーザーを対象としました。また、運営モデルやAI活用の部分、競合メディア、市場環境を設定しました。
入力文:
#命令文
あなたはプロのマーケターです。#製品・サービスを対象としたAARRR(Acquisition、Activation、Retention、Referral、Revenue)モデルに基づいた集客の戦略を考えてください。
#製品・サービス
*製品・サービス名(カテゴリ):AI Insight(ニュースメディア)
*対象ユーザー:テクノロジーに興味があり、パーソナライズされた情報を求める20-50歳のユーザー
*特長(競合や周辺環境、価格など):
メディアの運営モデル:基本的なニュースフィードは無料で提供。パーソナライズ機能や特別なコンテンツは有料サブスクリプションモデル。広告はユーザーの興味・嗜好に基づいて配信。
メディアの特徴やAIを活用する部分:AIはユーザーの読み方傾向、共有、コメントなどの行動を学習し、個々のユーザーに最も関心がありそうな記事を提示。また、記事のタイトルやコンテンツのキーワードからユーザーが読みたいテーマを抽出し、そのテーマに関連した記事を優先的にフィードに表示。
競合他メディア:大手ニュースアプリ、ソーシャルメディアのニュースフィード、伝統的な新聞や雑誌のデジタル版など。
市場環境:インターネットの普及とスマートフォンの利用者増加に伴い、オンラインのニュース消費が増えている。一方で、情報過多のため、個々のユーザーにとって価値ある情報を提供することが重要になっている。
#出力形式
1列目:段階(AARRR)
2列目:内容
3列目:評価基準の例
GPT-4の出力
以下に、ニュースメディア「AI Insight」のAARRRモデルに基づいた集客戦略を示します。
段階 (AARRR) | 内容 | 評価基準の例 |
Acquisition (獲得) | 1. SEO対策を強化し、オーガニックな検索結果からの流入を増やす。 2. SNSやブログでの記事のシェアを推奨し、オンラインでの露出を増やす。 3. パートナーシップを通じて、他メディアのユーザーに対しても紹介する。 | 1. ウェブサイトの訪問者数 2. SNSでのシェア数 3. パートナーシップからの新規ユーザー数 |
Activation (活性化) | 1. ユーザーが初めてアクセスした際にパーソナライズされたコンテンツを提示し、関心を引く。 2. ユーザー登録を促し、ニュースレターを送信することで定期的に情報を提供する。 3. 体験版の有料サブスクリプションを提供し、フルサービスの価値を伝える。 | 1. 登録ユーザー数 2. ニュースレターの開封率、クリック率 3. 体験版サブスクリプションの利用者数 |
Retention (維持) | 1. AIが学習したユーザーの嗜好に基づくコンテンツを提供し、利用継続を促す。 2. ユーザーフィードバックに基づくサービスの改善を行い、満足度を向上させる。 3. 有料会員に対する特典(早期アクセス、特別なコンテンツ等)を提供し、退会率を下げる。 | 1. DAU/MAU比率 2. ユーザーフィードバックの数と質< 3. 有料会員の維持率、退会率 |
Referral (紹介) | 1. ユーザーが友人に紹介した際の特典を設け、紹介を促進する。 2. 記事のシェアを容易にする機能を提供し、口コミを拡散する。 3. ユーザーのレビューやフィードバックを公開し、サービスの信頼性を高める。 | 1. 紹介による新規登録数 2. 記事のシェア数 3. レビューの数と質 |
Revenue (収益) | 1. フリーミアムモデルを強化し、無料ユーザーを有料ユーザーに変換する。 2. 有料サブスクリプションユーザーに対する価値を高め、継続的な収益を確保する。 3. ユーザーの興味・嗜好に合わせた広告を表示し、広告収入を増やす。 | 1. 有料会員の新規加入数と再契約率 2. 有料会員の平均継続期間 3. 広告のクリック数とクリック率、広告収入 |
「AI Insight」のAARRRモデルに基づいた集客戦略とそれぞれの評価基準を表形式で出力されました。
Acquisition(獲得)段階では、SEO対策の強化やSNSでのシェア推奨、パートナーシップを通じた紹介を挙げています。Activation(活性化)段階では、初回アクセス時のパーソナライズ、ユーザー登録の促進、体験版有料サブスクリプションの提供を挙げています。Retention(維持)段階では、ユーザー嗜好に基づいたコンテンツ提供、フィードバックに基づくサービス改善、有料会員特典の提供を挙げています。Referral(紹介)段階では、紹介特典の設定、記事シェア機能の提供、レビュー公開を挙げています。最後に、Revenue(収益)段階では、フリーミアムモデルの強化、有料会員価値の向上、個別広告表示を挙げています。
特にユーザーの嗜好を考慮に入れており、個々のユーザーに価値ある情報提供を目指しています。それぞれの戦略がAARRRモデルの段階に適しており、具体的な評価基準も提示されています。また、競合他メディアや市場環境を考慮した結果で、総じて適切な集客戦略が練られていると思います。