ChatGPTを用いて英語学習を効率的に行う方法は様々です。英語学習をしている人の中には、「英語学習に時間をかけているのに上達しない…」「教材を探すのがめんどくさい…」といった悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、ChatGPTを使った英語学習です。
今回PROMPTYでは、ChatGPTを用いて効果的に英語を学習する方法や、英語学習におすすめのプロンプトをご紹介していきたいと思います。
英単語を翻訳し、類義語と例文を生成するプロンプト
プロンプトを利用することにより、簡単に英語の翻訳と類義語と例文を生成することができます。プロンプトは以下の通りです。
プロンプト
#命令書
あなたはプロの英語翻訳者です。これから以下の#条件に従って、単語を翻訳して下さい。
#条件
・単語は下記の#入力単語を翻訳する。
・出力は下記の#出力形式に従って忠実に出力する。
・単語の日本語での意味と類義語の両方を出力する。
・#入力単語で入力された単語を使った英語の例文とその翻訳も出力する。
#入力単語
[自由記述]
#出力形式
【日本語の意味】
[ここに単語の日本語の意味を入力]
【例文】
[ここに単語を使った例文を入力]
【日本語訳】
[ここに例文の日本語の意味を入力]今回は実際に、不動産を意味する「Property」を入力してみます。
実際に入力してみた
上記の通り、単語の意味、類義語、例文を問題なく生成することが出来ました。資産や財産などのよく使われる意味はもちろん、特性という、高レベルな単語の翻訳も生成してくれました。
また、この英単語を使った例文も生成してくれるため、様々なレベルの英語学習者にとって便利であると言えるでしょう。
特定分野に合わせた英単語を10個生成するプロンプト
英検やTOEIC、TOEFLなどでは、しばしば特定分野に関するキーワードが登場することがあり、その分野に合わせた英単語を勉強する必要があります。
ここでは特定分野に合わせた英単語を簡単に生成できるプロンプトをご紹介します。このプロンプトを使えば、効率的に英単語の学習ができるようになります。英語の検定以外にも、ビジネス等、幅広く活用することが出来ます。
プロンプト
#命令書
これから以下の#条件に従って、単語を出力して下さい。
#条件
・単語は下記の#単語の分野に関係した単語を出力する。
・単語の日本語での意味を出力する。
・出力は下記の#出力形式に従って忠実に出力する。
・単語は10個出力する。
・単語は表形式で出力する。
#単語
・[自由記述]分野に関係する単語
#出力形式
表形式で出力する。
1列目：英語
2列目：日本語訳実際に使用してみた
今回は実際に、不動産分野に関係する単語を生成してみます。
上記の通り、問題なく出力することが出来ました。このプロンプトを使えば、表形式で単語を複数生成することが出来るので、試験対策、ビジネス用語の学習など、幅広い用途での単語学習に役立てることが出来るでしょう。
英語の文章を要約するプロンプト
英語学習者にとって、自分で要約文を作ることはとても大切です。日本の義務教育では、要約スキルがあまり重視されていませんが、長文読解のテストなどで話の大筋をつかむためには必要不可欠です。
文章に合わせて適切な要約を作るプロンプトをここでは紹介します。ChatGPTが生成した要約を参考にすることで、より効率的で効果的な英語学習ができるでしょう。
プロンプト
#命令書
あなたはプロの編集者です。以下の制約条件に従って、入力する英語の文章を要約してください。
#制約条件
・文章は英語で出力する。
・重要なキーワードを取りこぼさない。
・文章の意味を変更しない。
・架空の表現や言葉を使用しない。
・入力する文章をコンマ、ピリオドを含めて[単語数を指定]単語以内にまとめて出力。
・要約した文章の句読点を含めた単語数を出力。
・文章中の数値には変更を加えない。
#入力する文章
[自由記述]
#出力形式
要約した文章:
出力した文章のコンマ、ピリオドを含めた単語数:実際に使用してみた
今回は、実際にBBCの1,500単語程度のニュース記事をこのプロンプトを使って120単語以内の短い文章に要約してみました。なお、要約に使用した記事は以下の物です。
https://www.bbc.com/news/world-asia-india-65320690
上記の通り、文章の翻訳を問題なく生成することが出来ました。
プロンプトを使用せずに文章の要約をお願いすると、数値が元の文章に合っていない物であったり、存在しない架空の表現を使用してしまう場合がありますが、この記事の要約は、数値も元の文章のママ出力されており、表現も自然です。
指定した文章から単語帳を生成するプロンプト
英語の検定等では、特定の分野に関する長めの文章が出題されることが多く、実際の過去問から単語帳を作成するのはとても手間がかかります。
ここでは、実際の文章から単語を抽出し、単語帳を生成するプロンプトを紹介します。
プロンプト
#命令書
これから以下の#条件に従って、英語で書かれた文章から英語の単語帳を生成して下さい。
#条件
・文章は下記の#入力文を使用する。
・出力は下記の#出力形式に従って忠実に出力する。
・単語の日本語での意味を出力する。
・単語帳はテーブル形式で出力する。
#入力文
[自由記述]
#出力形式
・テーブル形式で出力する。
1列目：英語の単語
2列目：日本語の意味実際に使用してみた
今回は実際に、英検準1級の2022年度第3回過去問から文章を抜粋し、単語帳を作成してみました。以下のサイトから参照しました
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/solutions.html
プロンプトを用いることによって、問題なく単語帳を生成することが出来ました。
一般名詞だけでなく、「BioScience」などの固有名詞も問題なく生成されており、英語学習をより効率的・効果的に行うことが出来るといえるでしょう。
