【プロンプト解説】ChatGPTで出題内容に応じた英語の問題集の作成

ChatGPTに最適なプロンプトを入力することにより、出題内容に応じた英語の問題集を作ることができます。

今回は、ChatGPTで出題の回答者、出題内容、難易度、出題形式から最適な問題集を作成するテンプレートをご紹介したいと思います。

プロンプト

#命令書
あなたはプロの塾講師です。
以下の#条件に沿って、英語の問題集を作成してください。

#条件
・問題は下記の#入力文 に忠実に従って作成する。
・問題と解答、回答の解説をそれぞれ作成する。
・出力は下記の#出力形式 に忠実に従って出力を行う。
・問題と解答、解説は日本語で出力する。
・出題形式は#入力文 に忠実に従うようにする。
・難易度ごとに問題を出力する。難易度は★1〜5の5段階で表す
・難易度の異なる問題を必ず5つ作成する。

#入力文
・問題の回答者:{自由記述}
・出題内容:{自由記述}
・出題形式:{自由記述}

#出力形式
[問題数に応じて以下の形式で問題を出力する]
【問題1】
[#条件 に従ってを問題を入力してください]
【難易度】
[#条件 に従ってを難易度を入力してください]
【回答】
[#条件 に従って回答を入力してください]
【解説】
[#条件 に従って解説を入力してください]

プロンプト例

例:高校生向けの英語の仮定法の問題集

今回は例として「高校生向けの英語の仮定法の問題集」の作成を行ってみます。
上記のテンプレートのうち#入力文 の部分に以下の文章を挿入します。

#入力文
・問題の回答者:高校生
・出題内容:英語の仮定法
・出題形式:空欄のある英文を補う3つの選択肢から正しい選択肢を選択させる。

実際にChatGPTに入力してみた

入力文:

#命令書
あなたはプロの塾講師です。
以下の#条件に沿って、英語の問題集を作成してください。

#条件
・問題は下記の#入力文 に忠実に従って作成する。
・問題と解答、回答の解説をそれぞれ作成する。
・出力は下記の#出力形式 に忠実に従って出力を行う。
・問題と解答、解説は日本語で出力する。
・出題形式は#入力文 に忠実に従うようにする。
・難易度ごとに問題を出力する。難易度は★1〜5の5段階で表す
・難易度の異なる問題を必ず5つ作成する。

#入力文
・問題の回答者:高校生
・出題内容:英語の仮定法
・出題形式:空欄のある英文を補う3つの選択肢から正しい選択肢を選択させる。

#出力形式
[問題数に応じて以下の形式で問題を出力する]
【問題1】
[#条件 に従ってを問題を入力してください]
【難易度】
[#条件 に従ってを難易度を入力してください]
【回答】
[#条件 に従って回答を入力してください]
【解説】
[#条件 に従って解説を入力してください]

出力文:

【問題1】
If I _____ (be) you, I would study harder.

am
were
was
【難易度】
★
【回答】
were
【解説】
この文は仮定法過去(If I were you, ...)を使っています。現実とは異なる状況を仮定して表現するため、"be"動詞の代わりに"were"が使用されます。
【問題2】
If he _____ (have) more time, he would travel around the world.

has
had
would have
【難易度】
★★
【回答】
had
【解説】
この文は仮定法過去(If he had more time, ...)を使っています。現実とは異なる状況を仮定して表現するため、"have"動詞の代わりに"had"が使用されます。
【問題3】
If she _____ (practice) more, she could play the piano better.

practiced
practice
will practice
【難易度】
★★★
【回答】
practiced
【解説】
この文は仮定法過去(If she practiced more, ...)を使っています。現実とは異なる状況を仮定して表現するため、"practice"動詞の過去形"practiced"が使用されます。
【問題4】
If I _____ (win) the lottery, I would buy a new house.

won
win
will win
【難易度】
★★★★
【回答】
won
【解説】
この文は仮定法過去(If I won the lottery, ...)を使っています。現実とは異なる状況を仮定して表現するため、"win"動詞の過去形"won"が使用されます。
【問題5】
If he _____ (study) harder, he could have passed the exam.

had studied
studied
would study
【難易度】
★★★★★
【回答】
had studied
【解説】
この文は仮定法過去完了(If he had studied harder, ...)を使っています。過去のことに対して現実とは異なる状況を仮定して表現するため、"study"動詞の過去分詞形"studied"と助動詞"had"が使用されます。

実際にChatGPTにプロンプトを入力すればレベルに合わせた問題を作成することができました。

特に、星1のものは最も基本的な仮定法の用法である「仮定法過去(If I were you, …)」を出題しているのに対して、星5のものは「仮定法過去完了(If he had studied harder, …)」を出題していて、レベル設定も適切だと言えます。