【Counterfeit】Stable Diffusionで高品質なアニメ風画像が生成できるモデル

高品質なアニメ風画像が生成できるStable Diffusionのモデルを探している方にお勧めなのが、「Counterfeit」です。

今回PROMPTYでは、Stable Diffusionで高品質なアニメ風画像を生成できるモデル「Counterfeit」とは何か、Counterfeitのダウンロード・導入方法、Counterfeitn用の「EasyNegative」を使ってクオリティーアップする方法について解説します。

【Counterfeit】Stable Diffusionで高品質なアニメ風画像を生成

「Counterfeit」とは、Stable Diffusionで高品質なアニメ風画像を生成できるモデルのことです。

Counterfeit-V3.0が最新のバージョンで、元のCounterfeit-V2.5とは少し違った絵柄となっており、プロンプトの指定方法も多きく変わっています。

また詳しくは後述しますが、Counterfeit向けに作られた「EasyNegative」とを導入すると簡単に質の高い画像を生成することができます。

公式ページに掲載されているデモ画像です↓↓↓

引用:Hugging Face

Counterfeitのダウンロード・導入方法

Counterfeitのダウンロード方法

(1)Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)での利用が前提となるので、インストールしていない方はこちらの記事を参考にインストールしてください。

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(2)こちらのページに移動して、「Counterfeit-V3.0_fp16.safetensors」をダウンロードします。

(3)次に「Easy Negative」ファイルをダウンロードするため、「embetting」フォルダをクリックします。

(4)「embetting」フォルダの中に「EasyNegativeV2.safetensors」ファイルがあるので、ダウンロードします。

これでダウンロードは完了です!

Counterfeitの導入方法

Counterfeitモデルを使えるようにするためには、ダウンロードしたファイルを正しいフォルダに移動させる必要があります。

(1)ダウンロードした「Counterfeit-V3.0_fp16.safetensors」ファイルを、stable-diffusion-webui > models > Stable-diffusionフォルダに移動させます。

(2)ダウンロードした「EasyNegativeV2.safetensors」ファイルを、stable-diffusion-webui >embeddingsフォルダに移動させます。

(3)Stable Diffusionを起動して、モデルが追加されているかどうか確認しましょう。起動中だった場合は、リフレッシュボタン(画像赤枠)をクリックすると更新されます。

モデルを確認出来たら導入完了です!

Counterfeit用の「EasyNegative」を使ってクオリティーアップ!

Counterfeit用の「EasyNegative」とは

「EasyNegative」は、Counterfeit向けに作られたembeddingsで、ネガティブプロンプトの入力欄に”EasyNegative”と入力するだけで高品質な画像を生成することができます。

※なおembeddingsとは、Textual Inversionで画風を学習させたもののことをいいます。

「EasyNegative」を用いることで、下記のような長いネガティブプロンプトを入力しなくても、顔が崩れたり、腕や指が奇形になってしまうことを避けることができます。

ネガティブプロンプト(アニメ風画像生成用)

(worst quality,low quality:2),(painting,sketch,flat color),(nsfw,nude,exposed skin,exposed chest,nipples,naked,bare navel),monochrome,grayscale,ugly face,bad face,bad anatomy,deformed eyes,missing fingers,acnes,skin blemishes

「EasyNegative」を使って画像生成をした結果

ここでは、下記の4つの条件で画像生成を行いました。

①ネガティブプロンプトなし
②ネガティブプロンプト
③Easy Negative
④Easy Negative&ネガティブプロンプト

なおEasy Negativeは下記画像のように、ネガティブプロンプトに入力します。(なお今回使用するのは、最新版のEasyNegative2なので、「EasyNegative2」と入力します。

また、Easy Negative&ネガティブプロンプトの時は下記画像のように、EasyNegative2の後にネガティブプロンプトを入力します。

画像をクリックすると拡大表示できるのでぜひ確認してみてください!

①ネガティブプロンプトなし②ネガティブプロンプト③Easy Negative④Easy Negative&ネガティブプロンプト
笑顔の青髪美少女
怒った表情の赤髪美少女
驚いた表情の黄髪美少女
泣いている緑髪の美少女
ほほを赤らめる白髪の美少女

生成してみた結果個人の主観ではありますが、品質は

Easy Negative&ネガティブプロンプト > ネガティブプロンプト > Easy Negative > ネガティブプロンプト

という感じでした。

Easy Negativeはネガティブプロンプトよりもタッチの繊細さや画像の品質といったところで劣っていましたが、ネガティブプロンプトで生成した画像にあるような指の奇形はありませんでした。

Easy Negativeは奇形や不自然な描写を避けるのに適しているのかもしれませんね。

ネガティブプロンプトで品質の低下を防ぎ、Easy Negativeで奇形を防ぐといったように両方を組み合わせて使うのがベストでしょう。

まとめ

今回PROMPTYでは、Stable Diffusionで高品質なアニメ風画像を生成できるモデル「Counterfeit」とは何か、Counterfeitのダウンロード・導入方法、Counterfeitn用の「EasyNegative」を使ってクオリティーアップする方法について解説しました。

「Counterfeit」には、専用のembeddings「EasyNegative」があり、高品質な画像をネガティブプロンプトなしでも簡単に作ることができます。

また、「EasyNegative」とネガティブプロンプトを組み合わせることでより高品質な画像を生成することができます。

ぜひ「Counterfeit」を導入してみてはいかがでしょうか?

~Stable Diffusionで素早く画像生成するには~

Stable Diffusionの画像生成スピードや画像サイズは、グラフィックボード(GPU)の性能によって大きく変わります。

このため、より効率的かつ快適な画像生成を望むユーザーにとって、最適なグラフィックボードの選択が重要となります。

推論処理やLoRAなどの追加学習処理といった大量の計算を効率よく行うためには、12GB以上のVRAMを持つグラフィックボードを選ぶことを強くおすすめします。

2GBや4GBのVRAMを持つグラフィックボードでは、学習プロセスや高解像度の画像生成に支障が出る可能性が高いです。

コスパを重視する方は、RTX 3060を選ぶと良いでしょう。

このグラフィックボードを使えば、Stable Diffusionの画像生成機能を最大限に活用することが可能となります。