Midjourneyでは適切なプロンプトを作ることで思い通りの画像を生成することができますが、ネガティブプロンプトを組み込むことでより画像生成の精度を上げることができます。今回はネガティブプロンプトの使い方とコツをご紹介していきます。
ネガティブプロンプトの組み込み方
Mijdourneyではプロンプトの最後に「–」をつけることでアスペクト比といった生成形式の設定ができますが、それと一緒に「–no 〇〇{除外したい単語}」とつけるとそれがネガティブプロンプトとなります。
プロンプトテンプレート:
--no 〇〇{除外したい単語}
色を除外する
まずは色を除外するネガティブプロンプトを試します。下の花の写真をもとに比較していきます。
プロンプト:
Colorful flower garden, real photo --ar 3:2 --v 5.1
生成画像:
とても綺麗ですが、よりメルヘンな雰囲気を出したいので赤とオレンジを除外してみます。
プロンプト:
Colorful flower garden, real photo –ar 3:2 –no orenge, red –v 5.1
生成画像:
ネガティブプロンプトで指定した色が他の色に入れ替わり、少し淡い雰囲気にすることができました。このように除外したいものを組み込むことでより精度を上げて生成することができます。
複数のネガティブプロンプトを組み込みたい場合は「コンマ+スペース」で並べられます。
物を除外する
次に物をネガティブプロンプトとして追加していきます。街並みを生成すると高い確率で車も生成されるのでそちらを消してみます。
プロンプト:
Bustling downtown --ar 3:2 --v 5.1
生成画像:
普通の街並みが生成されました。車を除外してみます。
プロンプト:
Bustling downtown –ar 3:2 –no car –v 5.1
生成画像:
車のない街並みが生成されました。絶対に除外されるというわけではないですが、何度か繰り返すうちにプロンプト通りの画像が生成されます。
ロゴを除外する
Midjourneyでは「車」を生成すると実在するメーカーのロゴも一緒に生成されることが多いので使える部分が限られてきます。そこでロゴのない車を生成してみます。
プロンプト:
car, in the city, real photo, --ar 3:2 --no logo --v 5.1
生成画像:
ロゴのない車が生成されました。
まとめ
基本的にプロンプトを組めばそれに沿った画像が生成されますが、「カラフルだけど赤は除外」「車を除外した街並み」といった、ネガティブに直すと「赤除外」「車除外」というように端的になる場合はネガティブプロンプトを使用した方が良い場合があります。
また「低品質=low quality」や「腕が足りない=missing arms」といったネガティブな単語を組みこむことで比較的安定した画像生成ができるのでぜひ実践してみてください。