Midjourney V5.1がリリース!V5.0と徹底比較!opinionatedモードとは?

Midjourney V5.1の特徴

Midjourney v5.1では、短い要求文でも高品質な画像生成が可能な「opinionated」が特徴としてあります。また、画像生成技術の向上により、画像の鮮明さが増し、縁取りや文字の乱れが軽減されています。

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Midjourney V5.1の使い方

バージョン5.1への切り替え方法は、Discordで/settingsコマンドを使うか、–v 5.1オプションを活用します。近日中にバージョン5.1がデフォルトモードになる予定とのことです。

opinionatedモードの使い方

opinionatedモードでは、Midjourneyがプロンプトを調整して画像の一貫性を維持してくれます。利点として、短い要求文でも高品質な画像が生成でき、出力結果が予測しやすくなります。一方、デメリットとして、創作の自由度が若干制限されることが挙げられます。

もともとバージョン4で採用されていた手法で、バージョン5からは変更されていました。しかし、バージョン5.1で再び導入されています。

「opinionated」のデメリットを避けたい場合は、「rawモード」を利用できます。/settingsで変更するか、–style rawオプションを指定して使用できます。このモードでは、創作の自由度が高まりますが、一貫性が維持される保証はありません。

実際にMidjourney V5.0とV5.1の比較を行ってみた

まずは実際に以下のプロンプトでMidjourney V5.0で画像を生成してみました。

Battle of the Gods, Godly, Road to Perdition --ar 16:9 --v 5 --s 750

生成された画像はこちら。

左上の画像が顕著ですが、下に黒い帯のようなものが残ってしまいました。この現象はV5.0でよくみられる現象でした。それに対して同様のプロンプトでV5.1を使用してみると以下のようになりました。

Battle of the Gods, Godly, Road to Perdition --ar 16:9 --v 5.1 --s 750

このように、帯は残ってしまうようです。。今後のアップデートに期待したいと思います。

次に「opinionated」モードを試してみたいと思います。以下の短いプロンプトで「opinionated」と「row」モードのプロンプトをそれぞれ作成して画像を生成します。

human being --v 5.1 --s 750 

opinionatedモードで生成した画像はこちら。

このように、「人間=human being」というプロンプトに対して、上記のようなイメージの画像が生成されました。それに対して、rawモードで作成した場合はこちら。

human being --v 5.1 --s 750 --style raw

全く違うテイストの画像が生成されました。

他のお題でも画像を生成してみましょう。次に「野菜=vegetable」というシンプルなプロンプトで画像を生成してみます。まずはopinionatedモードで試してみます。

vegetable --v 5.1 --s 750

このように、ただ野菜を描写するだけではなく、顔を生成するように、プロンプトに忠実というわけではなく、Midjourneyによるプロンプトの補正が入っているようです。それに対してrawモードで画像を生成してみるとどのようになるでしょうか。

vegetable --v 5.1 --s 750 --style raw

このように、シンプルな野菜の画像を生成してくれました。かなり顕著に違いがでているのではないでしょうか。