「ChatGPTにライバルはいるの？」「ChatGPTって今のところ敵なしなのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。
敵なしに見えるChatGPTですが、実はAI開発競争、AIサービス提供の観点でみるとライバルが存在すると言えます。
今回はChatGPTのライバルになり得る存在、サービスについて解説します。
ChatGPTとは
ChatGPTとはOpenAIが開発した自然言語処理モデル「GPT」を基にしたAIチャットボットサービスです。
ChatGPTは膨大な量のデータを学習しており、それを基に文脈を推測、最適であろう回答を出力します。
その性能の高さから、現在存在する多くのAIサービスの裏ではChatGPTが稼働しているということも少なくありません。
しかし、ChatGPTに対抗する新たなAI開発が行われていたり、AIサービスもリリースされています。
ChatGPTとは、人間に近い自然な会話を実現するAIチャットツールで、先進的なAI技術が活用されています。 2022年11月に登場し、その無料でアクセス可能な画期的な性質が話題を呼び、SNS上で高品質な文章生成や人間らしい回答が評[…]
ChatGPTのライバルになり得るAI
ChatGPTに対抗して開発されているAIには以下のようなものが存在します。
①Claude
②Bard
②TruthGPT
この3点について解説します。
①Claude
「Claude」とはAnthropicが開発している会話型AIです。
AnthropicはOpenAI出身のダリオ・アデモイ氏が創業した会社で、2023年5月23日にはGoogleから日本円で約620億円の出資を受けています。
ダリオ氏は創業当初のOpenAIに参加してから、｢GPT-2｣｢GPT-3｣などのAI開発に携わった後に独立し、今の会社を創業しました。
参考：日本経済新聞
Claudeの方がより「人間らしい会話」が可能であるとも言われており、現在ChatGPTの最有力ライバル候補として見なされています。
②Bard
BardはGoogleが開発したAIチャットボットサービスです。
Googleの大規模言語モデルである「PaLM2」を使用して作成されており、Googleアカウントを持つ18歳以上のユーザーであれば誰でも利用することができます。
Bardの基本情報については以下の記事で詳しく解説しています。
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しかし、ChatGPTに比べて間違った情報の出力（ハルシネーション）の発生確率が高かったりと、使用リストなどの観点から、ChatGPTがまだ優勢であるように感じます。
以下の記事ではChatGPTとBardの性能を徹底比較しています。
「Googleの生成AI『Bard』とGPT-3.5、GPT-4の性能ってどれが優れているの？」、「これらのAI技術にどのような違いがあるのか知りたい！」 そう思う方もいるのではないでしょうか。 今回PROMPTYでは、Googl[…]
③TruthGPT
TruthGPTはイーロン・マスク氏が開発したAIチャットボットサービスです。
同氏は元々OpenAIの設立メンバーの1人でもありましたが、現在はOpenAIから離れています。
その後X.AIを創業しTruthGPTを開発しました。
TruthGPTはChatGPTと同じく高精度の回答能力を持っているものの、対応言語が英語のみであるため、ChatGPTの方が日本での使用には向いていると言えます。
ChatGPTのライバルになり得るAIサービス
現在、ChatGPTを基盤にしたAIサービスが多く存在しますが、その中にはChatGPTの不便な点を補ったAIサービスがあります。
例えば、「Chatsonic」はAIコンテンツのプラットフォームを提供するWriteSonicによって作成されたAIサービスです。
特徴として、ChatGPTによく似たUI、ChatGPTにはできないリアルタイムの情報の提供、月間100枚まで無料の画像生成などが挙げられます。
とても便利ですが、ChatGPTでも有料プランでプラグインを導入することでWebブラウジング機能や画像生成は可能ではあります。
Chatsonicの他にも様々なAIサービスが存在しますが、進化次第ではChatGPTのみですべて完結する時代が来る可能性があります。
まとめ
今回はChatGPTのライバルになる可能性のあるAI、AIサービスについて解説しました。
現在は数多あるAIやそれに付随するサービスの中でもChatGPTが頭一つ抜けている印象があります。
しかし、今後どうなっていくかは注意深く観察していく必要がありそうです。
PROMPTYでは他のChatGPTについての記事も多く扱っているので、是非ご覧ください。
