ChatGPT Plusに法人プランはある?ChatGPTを法人利用する方法と注意点

「ChatGPTを導入したいけど、法人プランはある?」「法人利用する時の注意点や有効な利用方法を知りたい!」

このように考えている方は多いのではないでしょうか?

今回PROMPTYでは、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」に法人プランはあるのか、ChatGPT Plusを法人利用する方法、ChatGPTを法人利用する時の注意点、ChatGPTを法人で利用するメリット、ChatGPTを法人利用する時の有効な活用方法について解説します。

ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」に法人プランはない!

2023年7月29日現在、ChatGPT Plusには法人向けのは存在せず、一般ユーザーが利用できる$20のプランと、APIを通じた従量課金制度が設けられています。

これらは個々のアカウントに対応した形式であり、法人での利用には対応していません。

ChatGPTを法人利用する方法

ChatGPTを法人で利用する方法として、

①ChatGPTのAPIを使用した法人プランがあるサービスを利用する
②社員個人が契約をし給与手当として支給する

の2つがあります。

①ChatGPTを基盤とした法人プランのあるサービスを利用する

ChatGPTは現状では直接的な法人向けプランを提供していませんが、その代替策としてChatGPTを基盤とした法人プランを提供するサービスの利用が可能です。

これはChatGPTのAPIを用いて、機能を独自のサービスに組み込み、企業特有の要件に合わせて運用する手段となります。

これにより、一元的な管理や法人特有のニーズに対応したカスタマイズが可能となります。

ただし、各サービスの内容と費用を慎重に比較検討する必要があります。

ChatGPTを基盤とした法人プランのあるサービスとして下記のようなものがあります。

法人GAI

法人GAIは、ChatGPTを活用した法人向けプラットフォームで、自社専用環境でChatGPTを利用できます。

従業員は個人アカウントを作成せずに利用可能で、初期段階から100個以上のテンプレートが用意されています。

また、個人情報の入力を検知し、マスキング処理をするセキュリティ機能や、利用状況を分析できるダッシュボードも提供されています。

特に、長い文章の要約、自然な表現への添削、言語の翻訳、FAQ自動生成などの機能が特徴的です。

これにより、カスタマーサポート、営業、マーケティング、バックオフィスなど、様々な業務で活用が可能となります。

argyle

アーガイル株式会社は、2009年から各種API連携システム開発を手がける自然言語処理とAPI連携サービス開発のパイオニア的存在です。

ChatGPTの受託開発やサービス開発でも多数の実績を持ち、企業や官公庁、自治体などの組織に対して、ChatGPTの業務導入プランを提供しています。

これにより、情報漏えいリスクの低減、組織外からのアクセス制限、API利用費やサーバ費、保守費を含んだ月額料金での利用が可能となります。

また、ユーザーごとの使用履歴や使用量の管理、利用用途の制限やフィルタリングも可能で、高度なカスタマイズや既存システムとのデータ連携も可能です。

②社員個人が契約をし給与手当として支給する

ChatGPTを法人で利用するもう一つの方法として、各社員が個々に契約を結び、その費用を給与手当として支給するという方法があります。

ただし、この手法は個々の管理が必要であり、個人情報や機密情報を入力しないなど、社員への明確なガイドライン提供が求められます。

ChatGPTを法人利用する時の注意点

ChatGPTを法人利用する時の注意点として主に、

①適切なガイドラインを作成する
②アクセスできる人材を制限する
③オプトアウト申請を行う

の3つが挙げられます。それぞれ解説していきます。

①適切なガイドラインを作成する

ChatGPTを法人での利用に際し、個人情報や機密情報の取り扱いについて明確なガイドラインを設定し、これを社員に周知することが重要です。

ガイドラインでは、個人を特定できる情報、顧客データ、企業の機密事項など、慎重な取り扱いが必要な情報のルールを明確に設けます。

これにより、情報漏洩のリスクを最小化し、法規制の遵守を確保します。

また、これらのガイドラインを社員に理解し遵守するよう徹底するために、適切な教育と研修も実施する必要があります。

②アクセスできる人材を制限する

ChatGPTを法人で使用する際には、アクセス権を特定の部署や役職者に制限することが重要です。

これにより情報のセキュリティと利用の適切性を確保できます。

たとえば、マーケティング部門だけにアクセスを許可し、それ以外の部門からは遮断することで、特定の戦略情報が誤って漏れるリスクを低減できます。

さらに、IT部門のようなデータ管理に詳しい人材だけが利用履歴やデータにアクセスできるように制限することで、データの安全性とプライバシーを保護します。

これらのアクセス制限は、企業の情報セキュリティを強化する上で非常に有効な手段です。

③オプトアウト申請を行う

ChatGPTの法人利用に際しては、オプトアウト申請の考慮が重要となります。

オプトアウト申請とは、ユーザーがChatGPTに入力した情報を、AIの学習データから除外するようOpen AI社に対して申請することです。

ChatGPTは公開情報から学習データを収集しますが、特定の情報(例えば企業の内部情報や機密情報)をChatGPTの学習データから排除することが望ましい場合、オプトアウト申請を行うことが有効です。

これにより、機密情報の漏洩リスクを低減させることができます。

オプトアウト申請の詳細と具体的な申請方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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ChatGPTを法人で利用するメリット

ChatGPTの法人利用は、業務効率化とコスト削減に大いに貢献します。

ChatGPTを活用することで、カスタマーサポートやFAQの自動生成、長文の要約、翻訳などの業務を自動化し、コストを大幅に削減することが可能です。

また、これにより、従業員はより高度なタスクに集中でき、全体の生産性が向上することが期待できます。

ChatGPTを法人利用する時の有効な活用方法

ChatGPTを法人で利用する時の有効な活用方法として、下記のようなものが挙げられます。

①要約
②メール文の作成
③業務マニュアルの作成
④データ分析
⑤図表の作成
⑥プレゼンの構成案作成
⑦FAQの作成
⑧競合調査・収益構造・業界分析
⑨マーケティングの戦略立案
⑩ペルソナ設定
⑪キャッチコピーの作成
⑫プレスリリースの作成
⑬求人広告の文章作成
⑭SNSの投稿作成
⑮ブレインストーミング

これらの活用方法について、具体的なプロンプトや活用例など、こちらの記事で詳しく解説しています。

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まとめ

今回PROMPTYでは、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」に法人プランはあるのか、ChatGPTを法人利用する方法、ChatGPTを法人利用する時の注意点、ChatGPTを法人で利用するメリット、ChatGPTを法人利用する時の有効な活用方法について解説しました。

ChatGPT法人利用する際には、しっかりとしたガイドラインを作成する必要があります。

セキュリティ面の不安が大きい場合は、法人利用のプランを提供している会社のサービスを利用することを検討してみてはいかがでしょうか?