ChatGPTはChromeの拡張機能をプラグインすることで、より便利に利用することが出来ます。
例えば、Google検索の結果画面に同時にChatGPTの回答を表示したり、Gmail上で返信したいメール文をコピペすることで、メール文を自動生成してくれたりなどが可能になります。
今回PROMPTYでは、ChatGPTをより便利にするChromeの拡張機能をご紹介します。
ChatGPTをより便利にするChromeの拡張機能5選
①ChatGPT for Google
「ChatGPT for Google」は、Google検索を実行する際に、ChatGPTの解答も同時に表示可能なブラウザ拡張機能です。
使い方
Chromeに追加した後にGoogleで検索を行うと、下記画像のように検索結果画面の右側にChatGPTの回答が表示されます。
ChatGPT for Googleを使うメリット
検索効率の向上
この拡張機能を使用すると、Google検索の際にChatGPTが提供する情報が同時に表示されるため、検索結果をより迅速に評価できます。これにより、必要な情報をすばやく見つけ出すことができるでしょう。
より包括的な情報提供
ChatGPTは多くの分野に関する知識を持っており、検索結果と併せてより幅広い情報や視点を提供することができます。
これにより、ユーザーは様々なアプローチや答えを比較検討し、総合的な理解を深めることができます。
人間との会話形式での情報提供
ChatGPTは自然言語処理に優れており、ユーザーの質問に対して人間との会話形式で回答することができます。
これにより、情報の取得が直感的で簡単になり、より自然に情報を理解することができます。
②ChatGPT Writer
ChatGPT Writerを使うことでメール文を簡単に自動生成できます。
特に、Gmailでの使用に特化しており、元のメール内容をコピー&ペーストし、簡単な指示文を入力するだけで返信文を自動作成します。
繰り返し同様の文章をタイピングすることが多いビジネスメールの場面でも、効率的に活用できるでしょう。
使い方
Email contextには返信したいメール文を、Briefly enter what do you want to emailにはどのような返信文を作りたいのか、目的を入力して、「Genarate Email」をクリックします。
すると「Response generated」に返信文を作成してくれます。
ChatGPT Writerを使うメリット
時間の節約
ChatGPT Writerは素早く適切なメール文を生成できます。
これにより、手動でメールを作成するのにかかる時間を大幅に削減できます。
特に、繰り返し同様の内容のメールを送信する場合や、多くのメールを送信する必要がある場合には、この機能が大変役立ちます。
文章品質の向上
ChatGPT Writerは、学習データから得た知識をもとに、文法や表現が適切なメール文を生成します。
これにより、自然でプロフェッショナルな文章を簡単に作成できるため、メールの品質が向上します。
また、文法やスタイルのミスを最小限に抑えることができます。
ストレスの軽減
メール文の作成は、特に重要なメールや複雑な状況の場合、ストレスを感じる作業であることがよくあります。
ChatGPT Writerは、適切な言葉やフレーズを提案し、構成や表現に悩む時間を短縮できるため、ストレスの軽減に役立ちます。
これにより、よりリラックスして他の重要な仕事に集中することができます。
③WebChatGP
WebChatGPTは、検索エンジンの結果をChatGPTのプロンプトに反映させる拡張機能で、リアルタイムの情報を取り込むことができます。
これにより、2021年9月までの情報しか持っていないChatGPTが、最新情報にも対応できるようになります。
ただし、使用している検索エンジンは「ダックダックゴー」であり、Google検索の結果を反映していないため、情報の信頼性は必ずしも高くない点に注意しましょう。
使い方
WebChatGPTの拡張機能を追加すると、ChatGPTの画面に「Web access」という表示が増えます。
試しにこれをオフにしたまま「日本の今の総理大臣を教えてください。」と質問をしてみます。
すると、下記画像のようにChatGPTは2021年9月までのデータしか持っていないため、欲しい回答が得られません。
今度は「Web access」をオンにして同じ質問をしてみます。
今度は、「日本の今の総理大臣は岸田文雄である」という適切な回答を得られました!
WebChatGPを使うメリット
最新情報の取得
WebChatGPTは検索エンジンの結果をリアルタイムでプロンプトに反映させるため、常に最新の情報を入手できます。
これにより、情報が古くなったり、不完全な回答になるリスクを軽減できます。
総合的な検索結果の分析
WebChatGPTは検索結果を元に、より包括的な回答や分析を提供します。
これにより、ユーザーは様々な情報源や視点を比較検討し、より正確で信頼性の高い答えを得ることができます。
効率的な情報収集
WebChatGPTを使用することで、検索結果から自動的に関連情報を取り込み、ユーザーの質問に対してタイムリーに回答できます。
これにより、情報収集の効率が向上し、他のタスクに注力する時間が増えます。
また、質問を繰り返すことなく、迅速に回答を得ることができます。
④Voice Control for ChatGPT
Voice Control for ChatGPTは、音声入力を用いてChatGPTに質問や会話をし、音声出力で返答を受け取れる拡張機能です。
キーボードを使わずにパソコンに話しかけることで、ChatGPTと会話をしているようなコミュニケーションが可能となります。
特に、一度だけの問いかけではなく、ChatGPTとの対話を継続する際に効率が向上します。
使い方
Voice Control for ChatGPTを追加すると、下記画像のような表示が追加されます。
言語を「日本語」に変更して、ボイスマークをクリックすると音声入力が出来ます。
このように音声で質問をすることが出来ます。
すると回答も音声で読み上げてくれます。
Voice Control for ChatGPTを使うメリット
使いやすさの向上
音声入力と音声出力を使用することで、キーボードやマウスを使わずにChatGPTを利用することが可能になります。
これにより、ユーザーは自然な会話形式で情報を取得でき、使い勝手が向上します。
また、視覚障害者やキーボード操作が困難なユーザーにとっても利便性が向上します。
時間の節約
音声入力を使用することで、手入力よりも速く質問や会話を行うことができます。
また、音声出力を通じて迅速に回答を受け取ることができるため、情報収集の効率が向上し、ユーザーが他のタスクに注力する時間が増えます。
マルチタスクのサポート
Voice Control for ChatGPTを使用することで、他の作業を行いながらでもChatGPTとの会話が可能になります。
これにより、ユーザーは情報検索や問い合わせを行いつつ、同時に別の作業に集中することができます。
これは、労働生産性の向上や作業の効率化に役立ちます。
⑤ChatGPT Sidebar
ChatGPT Sidebarを使うことで、どのウェブページにいる時でもショートカットキーを使ってChatGPTにアクセスすることが可能になります。
ただし、翻訳などの一部機能には制限が存在することに注意が必要です。
使い方
windowsでは「Ctrl+P」、macでは「Command+P」で呼び出すことが出来ます。
これでいちいちChatGPTのページに行かなくても、今いるページ上でChatGPTを利用することが出来ます。
ChatGPT Sidebarを使うメリット
簡単な情報アクセス
ChatGPT Sidebarを使うことで、どのウェブページからでも簡単にChatGPTにアクセスできます。
これにより、迅速に情報を検索したり、質問をすることができます。
特に、ウェブページの内容に関連する質問や情報が必要な場合に便利です。
効率的な作業
ショートカットキーを使用して素早くChatGPTにアクセスできることで、情報検索や質問への回答がスムーズに行えます。
これにより、作業効率が向上し、他の重要なタスクに注力する時間が増えます。
また、ウェブページに関連する質問がすぐに解決できるため、タスクの達成に役立ちます。
クリエイティブなアイデアやインスピレーションのサポート
ChatGPT Sidebarを使用することで、現在閲覧しているウェブページに関連するアイデアやインスピレーションをリアルタイムで得ることができます。
これにより、創造的なプロジェクトやアイデアの発展に役立ち、新しい視点や考え方を提案することができます。
これは、問題解決や創造的なプロセスを助けるだけでなく、ユーザーが新たなアイデアや視点を迅速に探求することを可能にします。
⑥YouTube Summary with ChatGPT
YouTube Summary with ChatGPTについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ChatGPTは多様な用途で活用されていますが、その中でも最も注目されているのがGoogle Chromeと連携することで使えるYouTube要約ツール「YouTube Summary with ChatGPT」です。 この拡張機能[…]
まとめ
今回PROMPTYでは、ChatGPTをより便利にすることが出来るChromeの拡張機能について解説しました。
今回紹介した拡張機能を使うことで、情報収集や今現在行っている仕事の効率を上げることが出来るはずです。
ぜひ、拡張機能を使ってみてください。