Stable Diffusionでは適切なプロンプトを組み込むことで、光源や光の種類、その当たり方などを指定することができます。
今回は下記のモデルとVAEを使用して生成した画像を交えながらプロンプトを紹介しています。
モデル:「caulkinumV2 for Anime Style(HOG)」
VAE:「vae-ft-mse-840000-ema-pruned.ckpt」
光の種類に関するプロンプト
プロンプトテンプレート:
masterpiece,high quality,1 girl,○○ hair,○○ eyes(好きな髪と目の色),upper body,○○(任意の光の種類)
ネガティブプロンプト:
(worst quality, low quality:1.4), (zombie, sketch, interlocked fingers,bad anatomy), nsfw
詳細設定は以下の通りです。
Sampling method:Euler a
Sampling steps:20
Width:512
Height:512
Batch count:1
Batch size:1
CFG Scale:7
Seed:-1
Script:None
呪文(プロンプト) | 効果 |
bloom | 自然光 |
sunlight | 日の光 |
sunbeam | 太陽光 |
dappled sunlight | 木漏れ日 |
moonlight | 月明かり |
darkness | 暗闇 |
比較画像
光の当たり方に関するプロンプト
プロンプトテンプレート:
masterpiece,high quality,1 girl,○○ hair,○○ eyes(好きな髪と目の色),upper body,○○(任意の光の種類)
ネガティブプロンプト:
(worst quality, low quality:1.4), (zombie, sketch, interlocked fingers,bad anatomy), nsfw
詳細設定は以下の通りです。
Sampling method:Euler a
Sampling steps:20
Width:512
Height:512
Batch count:1
Batch size:1
CFG Scale:7
Seed:-1
Script:None
呪文(プロンプト) | 効果 |
backlighting | 逆光 |
sidelighting | 横からの光 |
underlighting | 下からの光 |
spotlight | スポットライト |
stage lights | ステージライト |
glowing | キャラの彩度が上がる |
比較画像
光源に関するプロンプトの使用例
ここでは、光源に関するプロンプトを他のプロンプト組み合わせて、画像を生成してみます。
①海で水着を着て、サングラスを身につけている女性
プロンプト:
masterpiece,high quality,1 girl, hair,green eyes,(swimsuit,sunglasses,blue ocean,sunlight),upper body
ネガティブプロンプト:
(worst quality, low quality:1.4), (zombie, sketch, interlocked fingers,bad anatomy), nsfw
生成画像:
問題なく出力することができました。太陽の光があることでより海にいる感じがします。
②浴衣を着て花火を見る女性
プロンプト:
masterpiece,high quality,1 cute girl, hair,green eyes,(yukata,fireworks,backlighting),upper body
ネガティブプロンプト:
(worst quality, low quality:1.4), (zombie, sketch, interlocked fingers,bad anatomy), nsfw
生成画像:
問題なく出力することができました。花火の光があたっているようにする事でよりリアルになっているように感じます。
③ステージで歌うアイドルの女性
プロンプト:
masterpiece,high quality,1 cute girl,black hair,black eyes,(idol,having mic,stage lights),upper body
ネガティブプロンプト:
(worst quality, low quality:1.4), (zombie, sketch, interlocked fingers,bad anatomy), nsfw
生成画像:
問題なく出力することができました。”idol”と入れると服装が一気にアイドルっぽくなるのでおすすめです。
Stable Diffusionで素早く画像生成するには
Stable Diffusionの画像生成スピードや画像サイズは、グラフィックボード(GPU)の性能によって大きく変わります。このため、より効率的かつ快適な画像生成を望むユーザーにとって、最適なグラフィックボードの選択が重要となります。
推論処理やLoRAなどの追加学習処理といった大量の計算を効率よく行うためには、12GB以上のVRAMを持つグラフィックボードを選ぶことを強くおすすめします。
2GBや4GBのVRAMを持つグラフィックボードでは、学習プロセスや高解像度の画像生成に支障が出る可能性が高いです。
コスパを重視する方は、RTX 3060を選ぶと良いでしょう。
このグラフィックボードを使えば、Stable Diffusionの画像生成機能を最大限に活用することが可能となります。