Stable Diffusionには、目の形状に関する様々なプロンプトが存在します。これらのプロンプトについて理解することは、理想の人物を生成する上で重要です。
今回PROMPTYでは、目の形状に関する様々なプロンプトをご紹介します。また、理想の目を生成するためのLoRAもご紹介するので、参考にしてください。
目の形状に関するプロンプト
big eyes | 大きな目 |
small eyes | 細い目 |
open eyes | 開いた目 |
close eyes | 閉じた目 |
one eye closed wink | ウィンク |
eyelashes | まつげ |
jitome | ジト目 |
turime | ツリ目 |
upturned eyes | 上目遣い |
heterochromia | オッドアイ |
wide-eyed | 目を見開く |
目の色に関するプロンプト
red eyes | 赤い目 |
blue eyes | 青い目 |
green eyes | 緑の目 |
yellow eyes | 黄色の目 |
brown eyes | 茶色の目 |
gold eyes | 金色の目 |
silver eyes | 銀色の目 |
copper eyes | 銅の目 |
実際に使用してみる
上記で紹介したプロンプトを、実際にStable Diffusionを用いて使用してみます。
モデルは「Counterfeit-V2.5」で、詳細設定は以下の通りです。
Sampling method:Euler a
Sampling steps:20
Width:512
Height:512
Batch count:1
Batch size:1
CFG Scale:7
Seed:-1
Script:None
目の形状に関するプロンプト
プロンプト:
1girl,{目の形状を指定}, black hair, gradient hair, frontal face, wallpaper,
ネガティブプロンプト:
(worst quality, low quality:1.4), (zombie, sketch, comic), nsfw,
分かりにくいですが、big eyes とsmall eyesでしっかりと目の大きさに差異が表れているように見えます。
wink 等は手の形が崩れた画像が生成されることが多く、拡張機能等を使用して画像を生成すると良いでしょう。
目の色に関するプロンプト
プロンプト:
1girl,{目の色を指定}, black hair, gradient hair, frontal face, wallpaper,
ネガティブプロンプト:
(worst quality, low quality:1.4), (zombie, sketch, comic), nsfw,
red,blue,green等の原色系のプロンプトは問題なく生成されますが、gold,brown,copper等の色の目は、若干区別が付きにくく、プロンプトに括弧を付ける等の工夫があります。
理想の目を出力するためのLoRA
理想の画像を生成するのは、プロンプトだけでは難しいこともあります。細かい指定をするために長いプロンプトを入力すると複雑になってしまう場合があります。
そういった場合に役立つのがLoRAです。LoRAはモデルに追加学習させることで、特定の方向に画像を微調整することができます。
「Stable DiffusionのLoRAって何?」「Stable DiffusionのLoRAをダウンロードして導入するにはどうしたらいい?」 このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか? Stable Diff[…]
ここでは、瞳の形状に関するLoRAの紹介と、モデル「Anything-V5」を用いて画像を生成した例を掲載しているので、参考にしてみてください。
Slit Pupils Inpaint – LoRA
https://civitai.com/models/6346/slit-pupils-inpaint-lora
猫目を表現するためのLoRAです。
猫目の美しい人物の画像を生成することが出来ました。
❤️Heart & Star⭐ Shaped Pupils Inpaint – LoRA
https://civitai.com/models/6052/heart-and-star-shaped-pupils-inpaint-lora
ハートや星が入った目を表現するためのLoRAです。
アニメ調の、瞳の形がハートになった人物の画像を生成することが出来ました。
Eye – LoRa
https://civitai.com/models/5529/eye-lora
美しい瞳を表現するためのLoRAです。
奥行きのある瞳を持った美しい人物の画像を生成することが出来ました。
まとめ
プロンプトを使用することで、理想の目の形状の人物を生成することが出来ます。プロンプトのみでの画像の生成に限界を感じたら、LoRAの使用を検討してみてください。
~Stable Diffusionで素早く画像生成するには~
Stable Diffusionの画像生成スピードや画像サイズは、グラフィックボード(GPU)の性能によって大きく変わります。
このため、より効率的かつ快適な画像生成を望むユーザーにとって、最適なグラフィックボードの選択が重要となります。
推論処理やLoRAなどの追加学習処理といった大量の計算を効率よく行うためには、12GB以上のVRAMを持つグラフィックボードを選ぶことを強くおすすめします。
2GBや4GBのVRAMを持つグラフィックボードでは、学習プロセスや高解像度の画像生成に支障が出る可能性が高いです。 コスパを重視する方は、RTX 3060を選ぶと良いでしょう。
このグラフィックボードを使えば、Stable Diffusionの画像生成機能を最大限に活用することが可能となります。