【プロンプト解説】Stable Diffusionでイケメンの画像を作成する方法

Stable Diffusionでは適切なプロンプトを組み込むことで、女性だけでなく、イケメンの男性の画像も生成することができます。

今回はアニメ調とリアルな男性の2種類のイケメンの画像を生成していきます。

アニメ調のイケメン

今回は「Counterfeit-V2.5.vae.pt」を使用して、アニメ調のイケメンを生成します。

プロンプトテンプレート:

masterpiece,high quality,1 ○○(male/boyを入力),○○ hair,○○ eyes(好きな髪色、目の色を入力)

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

詳細な設定は以下の通りです。

Sampling method:Euler a
Sampling steps:20
Width:512
Height:512
Batch count:1
Batch size:1
CFG Scale:7
Seed:-1
Script:None

若い短髪イケメンのプロンプト

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 boy,black hair,red eyes

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく短髪のイケメンの画像を出力することができました。

さらに髪を短くしたい場合、下記のように長さを指定すると理想的な髪型のイケメンの画像を生成しやすくなります。

プロンプト例:

masterpiece,high quality,1 boy,black short hair,red eyes

若い長髪イケメンのプロンプト

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 boy,black long hair,red eyes

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく長髪のイケメンの画像を出力できました。

短髪イケオジのプロンプト

次にイケオジの画像を出力してみます。

先程”boy”であったところを”male”に、さらに髭のプロンプトである”beard”を追加します。

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 male,black hair,black eyes,beard

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく短髪のイケオジの画像を出力することができました。

Stable Diffusionは髭=中年以降の男性というイメージを持っているようで、”beard”を入れると高確率でイケオジを出力してくれました。

長髪イケオジのプロンプト

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 male,black long hair,black eyes,beard

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく長髪のイケオジの画像を出力することができました。

リアルなイケメン

次にリアルなイケメンの画像を生成していきます。

今回は「BRA V5」を使用して画像を生成します。

プロンプトテンプレート:

masterpiece,high quality,1 ○○(male/boyを入力),○○ hair,○○ eyes(好きな髪色、目の色を入力)

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

また、詳細な設定は以下の通りです。

Sampling method:Euler a
Sampling steps:20
Width:512
Height:512
Batch count:1
Batch size:1
CFG Scale:7
Seed:-1
Script:None

若い短髪イケメンのプロンプト

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 boy,black hair,black eyes

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく短髪のイケメンが出力できました。

若い長髪イケメンのプロンプト

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 boy,black long hair,black eyes

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく長髪のイケメンの画像を出力することができました。

短髪イケオジのプロンプト

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 male,black hair,brown eyes, short beard

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく短髪のイケオジの画像を出力できました。

リアルな画像の場合、髭がかなりもっさりしてしまうため、”short beard”と入力することをおすすめします。

長髪イケオジのプロンプト

プロンプト:

masterpiece,high quality,1 male,brown long hair,brown eyes, short beard

ネガティブプロンプト:

(worst quality,low quality:1.3),bad anatomy,bad limb,username,nsfw

生成画像:

問題なく長髪のイケオジの画像を出力できました。

~Stable Diffusionで素早く画像生成するには~

Stable Diffusionの画像生成スピードや画像サイズは、グラフィックボード(GPU)の性能によって大きく変わります。

このため、より効率的かつ快適な画像生成を望むユーザーにとって、最適なグラフィックボードの選択が重要となります。

推論処理やLoRAなどの追加学習処理といった大量の計算を効率よく行うためには、12GB以上のVRAMを持つグラフィックボードを選ぶことを強くおすすめします。

2GBや4GBのVRAMを持つグラフィックボードでは、学習プロセスや高解像度の画像生成に支障が出る可能性が高いです。

コスパを重視する方は、RTX 3060を選ぶと良いでしょう。

このグラフィックボードを使えば、Stable Diffusionの画像生成機能を最大限に活用することが可能となります。