運営中の自社Webサイトやブログには、コンテンツについての質問対応が求められることがよくあります。そんな時に、AIが自社サービスを理解して人間に代わって回答してくれたら素晴らしいですよね。
DocsBot というサービスを使うと、独自にトレーニングされたChatGPTベースのAIがチャットで質問に答える機能を、簡単に自社サイトに組み込むことができます。
DogsBotとは
DocsBotは任意のURLや情報源を組み込むことが可能なチャットボット型のサービスです。
実際に、URL、PDF、CSV、YouTubeなどのさまざまな情報源を指定して提供することができます。そして、AIがその情報を要約したり、様々な処理を行ってくれます。
この画期的な機能により、ChatGPTを使用していても情報源が多すぎて、求める答えが得られるまでに時間がかかっていた問題や専門的な内容には応えることができない問題が解消されます。
DogsBotのはじめ方
①公式サイトにアクセスする
まずはDocsBotの公式サイトにアクセスします。実際にアクセスしてみると、英語の記事になっているため、英語が苦手な方はDeepL翻訳などの翻訳ツールを使用するとよいでしょう。アクセスした後は画面右上の「Try Free」をクリックします。
②会員登録を行う
次に会員登録を行います。メールアドレスとパスワードを記入し「Sign up」をクリックするか、Sign upの下にある「Sign up with Google」をクリックすることによってGoogleアカウントからの登録も可能です。
③OpenAIのAPIキーを取得する
次にAPIキーの取得を行います。画像赤枠の「Get my OpenAI key」をクリックして、OpenAIのページにアクセスします。
OpenAIのページにアクセスできたら、赤枠の「Create new sectret key」をクリックします。
APIキーの名前を決定します。名前は何でも良いですが、分かりやすい名前にしておくと良いでしょう。今回は分かりやすいように「DocsBot」という名前のAPIキーを作成します。
実際にここで表示されるアルファベットの文字列がAPIキーです。このAPIキーは公開しないようにしましょう。取得したAPIキーは漏洩してしまうと、他人が自由にサービスを利用できるようになってしまうため、厳重に保管するようにしてください。
この発行できたAPIキーをコピーして保管しておきます。
④APIキーの入力
先ほどのDocsBotの画面に戻り、OpenAIから取得してきたAPIキーを入力します。入力後、チェックボックにチェックを入れて「Save Securely」をクリックします。これでAPIキーの登録は完了です。
⑤ボットの新規作成を行う
まずはダッシュボードにある「New Bot」をクリックしてBotの新規作成を行います。
ボットの名前、説明を入力し、言語(Language)をJapanese(日本語)に設定し、右下にある「Create」ボタンをクリックします。今回はPROMPTYを運営する会社株式会社Bocekの紹介ボットを作成したいと思います。
⑥ボットの詳細設定
今回はBocekのホームページ(https://bocek.co.jp/)からチャットボットの作成を行うため、右上の「URL」という項目をクリックします。
次に、参照元のURLと参照元のタイトルを選択できるため、ここに該当のURLを入力して「Add source」をクリックします。
Sourcesに今入力したURLが表示されていれば成功です。
⑦チャットボットとして使用してみる
実際にチャットボットとして使用するためには赤枠の「Chat」ボタンをクリックします。
クリックすると、質問欄が出てくるので、適当な質問を行ってみます。今回は「会社のミッションは何か」聞いてみました。
実際に回答はホームページの内容と相違が無い正しい回答が返ってきました。
DocsBotのチャットを公開する方法
DocsBotのチャット画面は公開して使用することも可能です。
公開する方法は、まずダッシュボードのボットの概要欄の右側に小さく書いてある「Shareing & API」というボタンをクリックします。
Share Linksの中にある「Chat Page」にあるボタンをクリックすることによりチャットページを開くことができます。
アクセスすると、実際にBocekの会社紹介を行うボットの表示ができました。このURLは誰でも開くことができます。
いくつか質問を行ってみましたが、違和感のない日本語で回答ができていると思います。
まとめ
DocsBotは非常に便利で革新的なAIチャットボットサービスであると言えます。任意のURLや情報源を組み込むことができる機能や、APIを利用して他のプログラムと連携しやすい点が大きな魅力です。
これにより、ユーザーが求める答えを効率的に得られるようになり、またAIツールの普及も促進されることが期待できます。簡単な登録と設定手順も、多くの人々にとって利用しやすいという点で評価できます。