現在、自律的に動作し結果を届ける次世代の汎用AIエージェント「Manus(マヌス)」が注目を集めています。
Manusは最近(3月5日)にリリースされたサービスのため、「Manusとは一体何なのか?」「Manusでは何ができるのか?」のようにManusについて疑問を抱えている方も多いと思います。
そこで今回、PROMPTYではManusとは何なのか、そしてその特徴、評価、活用事例、使用する際の注意についても解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
Manusとは
Manusとは、「手」を意味するラテン語に由来し、季逸超(Yichao ‘Peak’ Ji)氏を中心とした中国の開発チームで開発された汎用AIエージェントです。3月5日にデモ版がリリースされ、その特徴から注目を集めました。
Manusは、思考と行動を繋ぐ汎用AIエージェントと紹介されており、考えるだけでなく、結果を提供するのが大きな特徴です。Manusは仕事や生活のさまざまなタスクに秀でており、人が休んでいる間にすべてを完了させることができるようです。
Manus公式サイト:manus.im
Manus公式X:@ManusAI_HQ
Manus公式Youtube:ManusAI
Manusの特徴
Manusの大きな特徴は、「考えるだけでなく自律的に動作し、結果を提供する」という点にあります。
従来のAIエージェントは、ユーザーが最終的な目標へのプロセスを具体的に指示しなければいけませんでしたが、Manusは提示された目標に対して思考し、自律的に動作し、結果を提供するためユーザーは目標を提示するだけで済みます。
また、様々な場面で活用することができる汎用性の高さもManusの特徴の一つです。
Manusの性能評価(ベンチマーク)

引用:manus.im
Manusの評価(ベンチマーク)についてですが、GAIAというAIエージェントが実世界の問題を解決する能力を測るベンチマークにおいて、従来のAIエージェントと比べ高い結果を出しています。
具体的には、Level 1の問題についてはManusは86.5%というOpenAI Deep Researchの74.3%を上回る結果を出しています。それはLevel 2、Level 3も同様であり、それぞれOpenAI Deep Researchを上回る結果を出しています。
Manusの活用事例

Manusは様々な場面で活用することができるため、多くの活用事例が公式サイトにて挙げられています。下記に具体的に挙げられている活用事例を記載します。
①旅行プランの作成
Manusは旅行プランを作成することができます。

Manus公式サイト上の実際のデモでは、プロポーズのアイデア付き7日間の日本旅行プランを作成するといったものがありました。その中で、交通に関する注意事項や、提案場所の推奨事項なども出力していました。
②株式の分析
Manusは株式の分析をすることができます。

Manus公式サイト上の実際のデモでは、包括的なテスラ株分析と投資洞察といったものがありました。
下記は作成された分析結果をまとめた資料ですが、内容・デザインともに質が高いですね。

③保険プランの分析
Manusは保険プランの分析をすることができます。

Manus公式サイト上の実際のデモでは、旅行保険の比較分析を作成するといったものがありました。
④その他の活用事例
その他の活用事例が気になる方は、公式サイトには他のデモや実際のユーザーの事例がありますので、Manusの公式サイトをご覧ください。
Manusを使用する際の注意点:18歳以上でなければManusを使用できない
Manusは現在クラウド版でのみ提供されており、オープンソースライセンスが存在しません。そのため、ユーザーは公式サイトの利用規約に従ってクラウド版で使用することになります。
利用規約によると、Manusを使用するには18歳以上である必要があります。もちろん、Manusを違法・不適切な利用目的で使用することは禁じられていますが、18歳未満の使用も禁止されているのです。
原文:You must be at least 18 years old to use the Services.
和訳:本サービスを利用するには、18 歳以上である必要があります。
引用:Manus利用規約
まとめ
今回PROMPTYでは、Manusとは何なのか、そしてその特徴、評価、活用事例、使用する際の注意について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
以下がこの記事のまとめです。
- Manusとは、「手」を意味するラテン語に由来し、季逸超(Yichao ‘Peak’ Ji)氏を中心とした中国の開発チームで開発された汎用AIエージェントである。
- Manusの大きな特徴は、「考えるだけでなく自律的に動作し、結果を提供する」という点にある。
- Manusは現在クラウド版でのみ提供されているため、ユーザーは公式サイトの利用規約に従ってクラウド版で使用することになる。
最後に、PROMPTYでは他の生成AI関連のサービスに関しての記事も多く取り扱っていますので、是非ご覧ください。