2023年8月21日、個人情報保護委員会は、生成AIサービスの利用に関する注意点をまとめたパンフレットを公開しました。
このパンフレットは、事業者や行政機関などを対象に、生成AIサービスの学習データとして利用する予定がある場合に注意すべきことなどを記載しています。
引用:個人情報保護委員会
生成AIサービスの利用に関する注意喚起の具体的な内容
具体的には、「個人データを第三者に提供する場合は本人の同意を得る必要がある」「保有個人情報を利用・提供する場合は特定された目的のためでなければならない」といった規律が存在することを知らせています。
サービス組み込み用の生成AIを提供する事業者などは、利用者が入力した情報を学習に使う場合もあるため、個人情報保護法に触れる可能性があるとして注意喚起しています。
まとめ
個人情報保護委員会による生成AIサービスの利用に関する注意喚起は、事業者や行政機関に対して、個人情報保護法に基づく適切な取り扱いを求めるものです。
今後の生成AIサービスの利用における法的な枠組みの整備や、事業者・利用者間の信頼構築に向けた取り組みが期待されます。
参考:個人情報保護委員会PDF