日本政府は、AI活用におけるルール作りや国際的な議論の主導権を握るべく、新たな組織として「国際AI戦略推進チーム」を設立することを発表しました。
組織の構成と目的
この新チームは、内閣官房、外務省、総務省、デジタル庁といった機関から成るもので、初の会合が早くも開催される予定です。さらに、村井英樹総理補佐官がチームのリーダーとして指揮を執ることになっています。
主な目的は、AIの利活用に関するルール作りやその他の国際的議論を日本が主導するための体制を整えることです。
今後の見通しについて
政府は年内に国際的なルールをまとめることを予定しており、今月中には中間報告を公表することを目指しています。
予定されている中間報告には、ますます巧妙化している偽情報へのデジタル技術による対策の有効性や、G7諸国や各企業に向けたAIの活用ガイドラインについて触れる予定です。これにより、日本のAI戦略の方向性が示されることになると見られています。