OpenAI、ChatGPTの大規模アップデートを予告

OpenAIは2023年8月3日、自身の人工知能「ChatGPT」の大幅なアップデートを発表しました。これは、X(Twitter)の公式アカウントを通じて通知され、早ければ来週から順次導入される見込みです。

プロンプト提案機能とデフォルトモデルの変更

主なアップデート内容としては、プロンプト提案機能の導入と有料プラン「Plus」のデフォルト言語モデルの変更が挙げられます。新規チャット入力画面では、ユーザーに対してプロンプトの例示がなされ、会話中でも返信の例が示されます。

また、現在「Plus」ユーザーはGPT-3.5モデルとGPT-4モデルから選択できますが、このアップデートによりデフォルトの言語モデルがGPT-4に変更となります。前回選択したモデルは保存されるため、次回利用時も同じモデルを使用できます。

「Code Interpreter」で複数ファイル読み込みが可能に

さらに、先日公開された新機能「Code Interpreter」で複数のファイルを跨いでデータ解析を行うことが可能になります。従来はファイルは1つまでしかアップロードはできませんでした。Code InterpreterはChatGPT Plus会員のみが使用でき、ChatGPT上でコードを実行し、ファイルを読み込むことが可能になる機能です。

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ログイン要求の頻度緩和・ショートカットの追加

また、キーボードショートカットの追加も予定されています。例えば、「Ctrl+Shift+;」を使用すると、最後のコードブロックを簡単にコピーできるようになります。

そして、このアップデートによりユーザーのログイン要求頻度が減少します。具体的には、「2週間ごとにログインを要求される」という状況が解消され、ユーザーの利便性が一層向上します。

このような一連のアップデートにより、ChatGPTはより使いやすいツールへと進化することでしょう。