Metaが新たなオープンソース言語モデル「Llama 2」の提供を始めました。このモデルは商用利用も視野に入れた形で、無償で提供されます。
参考:Meta
「Llama 2」の特徴と性能
元々研究者を対象として今年3月に公開された「Llama」が進化した形で、「Llama 2」がリリースされました。このモデルには3つのサイズオプションが用意されており、70億パラメータ、130億パラメータ、700億パラメータのバージョンから選択可能です。
また、「Llama 2」は事前学習バージョンと対話型のファインチューニングバージョンの両方のモデルウェイトと開始コードを含んでいます。特に対話型のユースケースに対して最適化された「Llama 2-Chat」は、数々のベンチマークテストで他のオープンソースチャットモデルを凌駕する性能を発揮しています。さらに、この性能はOpen AIのGPT-3.5と同等のレベルと評価されています。
パートナーシップと利用可能なプラットフォーム
Metaはマイクロソフトとの協業を拡大しています。マイクロソフトは「Llama 2」の重要なパートナーとなり、その結果として「Llama 2」はMicrosoft AzureのAzure AIモデルカタログを通じて利用可能となりました。
さらに、「Llama 2」はWindows上でのローカル動作に最適化する予定も示されています。その他にも、AWSやHugging Faceなどのプラットフォームで「Llama 2」を使用することが可能です。