OpenAIが新たな言語モデルAPIを一般公開

2023年7月6日、OpenAIは「GPT-4」をはじめとする言語モデルのAPIを一般に提供することを発表しました。この中には、「GPT-3.5 Turbo」、「DALL-E」、そして「Whisper API」も含まれています。これらのAPIは、安定性とリソースが確保されており、高いパフォーマンスが期待されます。

参考:OpenAI

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GPT-4 APIの利用が拡大

これまでGPT-4のAPIを利用するためには、待機リストに登録する必要がありましたが、この提供開始により、OpenAIの有料APIを使用している開発者は、GPT-4のAPIにアクセスできるようになりました。

このAPIでは、一度に最大8000トークンまでの処理が可能です。また、新規ユーザーに対しても今月末までにアクセスが開放される予定で、利用制限も徐々に緩和されるとのことです。

ファインチューニング機能の追加

さらに、OpenAIは今年の後半に、GPT-4とGPT-3.5 Turboにおいて、モデルをより安全にファインチューニングする機能を提供する予定です。これにより、開発者はこれらのモデルを、自分たちのニーズに合わせてカスタマイズすることができます。

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古い言語モデルとAPIの非推奨化

OpenAIは、新しいAPIの提供に伴い、古い言語モデルの一部を非推奨化し、利用を推奨しない方針を打ち出しました。特に、3月に発表された「Chat completions」APIの普及を背景に、「Completion API」など古いモデルやAPIの廃止が発表されました。

これらの一連の動きは、OpenAIが言語モデルの技術を常に進化させ、より多くの人々に利用されるよう努めていることを示しています。