米Googleは、2月8日（現地時間）に対話型生成AIサービス「Bard」を「Gemini」へのブランド変更を発表しました。また、新たに有料プランの「Gemini Advanced」とAndroid/iOS向けのモバイルアプリを提供することを発表しました。
ソフトウェア開発者のDylan Rousseは、1月5日にGoogleの会話型AIサービス「Bard」の有料版「Bard Advanced」の機能についてXに投稿しました。 https://twitter.com/evowizz/[…]
Gemini Advancedの特長
Gemini Advancedは、Googleの最大かつ最も高性能なAIモデル「Ultra 1.0」を搭載しています。これにより、複雑なタスクの処理能力が向上し、より詳細で長い会話が可能になります。Gemini Advancedは、教育、コーディング、クリエイティブなプロジェクトなど幅広い用途で利用でき、今後も新機能が追加される予定です。
Gemini Ultraは、画像の理解から数学的推論、音声や動画の理解などのベンチマークテストで、GPT-4をも上回るパフォーマンスを発揮しています。
Googleはｍ、12月6日（現地時間）に新しいAIモデル「Gemini」を発表しました。現在は英語版のBardで利用可能であり、日本でも利用することができます。 GeminiはGPT-4を超える性能から、高い注目を浴びており、MM[…]
Gemini Advancedは、現在英語版のみに利用可能で、月額19.99ドル（2900円）で提供されています。また、2か月間の無料トライアルも用意されています。
Googleは、AI技術の安全性と信頼性を高めるために、外部レッドチームの参加やフィードバックに基づく改良を行っています。
Geminiのスマートフォンアプリが登場
GeminiはAndroidとiOSで利用できるようになり、外出先でも簡単にAIとの対話が可能になります。AndroidではGeminiアプリを通じて、iOSではGoogleアプリからアクセスできます。これにより、写真のキャプション作成や記事についての質問などが簡単にできるようになります。
・Androidアプリの使用イメージ
・iOSアプリの使用イメージ
Geminiのアプリは、英語版の提供を開始されており、今後は様々な国と地域に対応します。また、日本語版と韓国語版のAndroidアプリとGeminiに対応したiOS版のGoogleアプリの提供を予定しています。
英語版のGeminiでは画像生成が可能
英語版のGeminiでは、画像生成機能を利用することができます。画像生成機能も活用することで、広告や資料の作成などクリエイティブな作業の効率アップが図れます。
生成される画像は、MidjourneyやOpenAIのDALL-E3などに劣らないクオリティとなっています。
GPT-4を意識している？
高性能なAIモデルと聞いて、気になるのはGPT-4との比較です。最高峰モデル「Gemini Ultra」を搭載した日本語版のGemini Advancedがリリースされたら、比較してみるといいでしょう。
GPT-4についてGeminiと会話すると、自我があるような回答が返ってくるようです。
まとめ
米Googleは、「Bard」から「Gemini」へのブランド変更を発表しました。そして、新たに有料プランの「Gemini Advanced」とAndroid/iOS向けのモバイルアプリを提供することを発表しました。
Gemini Ultraは高性能なモデルで、ベンチマークテストでGPT-4を上回る性能を発揮しています。また、スマートフォンアプリにも対応することで、より簡単にAIとの対話を楽しむことができます。
皆さまも積極的に生成AIサービスに触れてみてはいかがでしょうか。
