OpenAI は、1月5日に自分で開発したGPTを販売できる「GPT Store」を来週から公開することをユーザー宛のメールで告知しました。
GPTsは2023年11月に公開されたサービスで、個々のニーズに合わせてChatGPTのカスタムバージョンを作成することができます。
OpenAIは、11月6日(現地時間)に開発者向けカンファレンス「OpenAI DevDay」を開催され、Youtubeでもライブ配信が行われました。 本記事では、GPT-4 Turbo、Assistants API、GPTsなどの[…]
OpenAIからの告知内容
OpenAIから、ユーザーに向けて次のようなメールが送られています。
以下日本語訳:
来週GPT Storeをオープンすることをお知らせします。ストアで自身のGPTを共有することに興味がある場合は、次のことが必要です:
- 更新されたユーザーポリシーとGPTブランドガイドラインを確認し、あなたのGPTが準拠していることを確認してください。
- ビルダープロフィールを確認してください。(設定 > ビルダープロフィール > 自分の名前または確認済みのウェブサイトを有効にする)
- GPTを’Public’として公開する(’Anyone with link’を選択したGPTはストアに表示されません)。
GPT Storeを利用する上で押さえておきたいルール
メールの文面にも記載されていますが、自身のGPTを開発して公開する際は、ChatGPTの利用規約やGPTのブランドガイドラインを確認しておきましょう。
① GPTでの禁止事項
- 違法行為への使用
- 児童を搾取したり危害を加えたりする素材またはコンテンツの作成
- 嫌がらせまたは暴力的なコンテンツの生成
- マルウェアの生成
- 兵器開発、軍事、自傷行為など身体的危害のリスクが高い活動
- 経済的損害のリスクが高い次のような活動
- 詐欺的または欺瞞的な活動
- 性的興奮を煽ることを目的としたコンテンツ、または性的サービスを宣伝するコンテンツ
- 政治運動またはロビー活動
- 同意なしに個人を追跡または監視、顔認識など人々のプライバシーを侵害する活動
- 許可されていない法律行為に関与したり、資格のある担当者が情報を確認せずに個別の法的アドバイスを提供したりすること
- 資格のある担当者が情報を確認することなく、カスタマイズされた財務上のアドバイスを提供する
- 司法や移住などハイリスクな政府の意思決定への使用
参考:OpenAI
② GPTsのブランドガイドライン
- ChatGPTのサイドバーに適切に表示されるように、GPTの名前は短くアプリやサービスに適したものにする必要があります。
- 既存のサービスのGPTは、そのサービスと同じ名前にすることが推奨されます。
- GPTは、許可なく他の組織の商標を名前やロゴに使用してはいけません。
参考:OpenAI
業務や学習に使えるGPTsをご紹介!
学術的な論文の内容を解説してくれる「Paper Interpreter」
論文のPDFをアップロードするだけで、テキストの内容や図やグラフの解説まで行ってくれます。
VBAの知識がなくても作業を自動化できるGPT
簡単にロゴを作成できる「Logo Creater」
PDFを要約できる「AskYourPDF」
ChatGPTのプラグインとしてもリリースされています。
2023年5月16日ごろ、ChatGPTのプラグイン機能「ChatGPT plugins」がウェイトリストの登録無しで使用できるようになりました。 その「ChatGPT plugins」の中に、ChatGPTでPDFの情報を取得でき[…]
まとめ
OpenAI は、自分で開発したGPTを販売できる「GPT Store」を来週から公開することを発表しました。
GPTの開発や利用にはChatGPTの利用規約やブランドガイドラインを今一度確認する必要があります。
GPT Storeのローンチを機に、皆様も自身の業務や学習の効率化に使えるGPTを見つけるだけでなく、自分のニーズに合ったGPTを作成してみてはいかがでしょうか。