全88箇所の全国自治体の生成AI導入状況をまとめた【生成AI自治体導入状況カオスマップ】を公開

生成AIメディア「PROMPTY」を運営し、生成AI特化戦略コンサルティングファームである株式会社Bocek(本社:東京都大田区、代表:沖村 昂志)は、全88箇所の自治体の生成AI導入状況をまとめた「生成AI自治体導入状況カオスマップ」を作成しました。

カオスマップについて

本カオスマップは、各社Webサイトやプレスリリース等の公開情報を元に、株式会社Bocekが独自に調査を行い、生成AIの導入に関する取り組みを行っている地方自治体を、以下のカテゴリに分けて掲載しています。

・生成AI活用・導入
・生成AI試験導入・実証実験
・生成AIガイドライン策定
・生成AIサービス提供

※株式会社Bocek独自調査による掲載のため、網羅性・正確性を保証するものではありません。カオスマップの表記に問題がある場合は、お手数ですが、下記までご連絡頂けますと幸いです。

info@bocek.co.jp

以下のURLから

・本カオスマップとグラフデータの高画質版
・カオスマップ掲載自治体一覧資料

をダウンロードいただくことが可能です。

↓↓↓↓回答フォームURL↓↓↓↓

https://forms.gle/PW9PMFusnU2SjHR78

カオスマップ公開の背景

8月23日に東京都が文章生成AI「ChatGPT」を全局導入し、ガイドラインを発表するなど、自治体による生成AI導入の取り組みが活発になってきています。今回は自治体による生成AIの導入状況を、生成AIの活用・導入 / 試験導入・実証実験 / ガイドライン策定状況に分類して可視化することで、さらなる自治体の生成AI導入促進につなげることを目的にカオスマップの作成を行いました。

地域ごとの生成AI導入自治体数

上記のグラフは、全国の生成AI導入自治体数に対する各地域の生成AI導入自治体数が占める割合を表したものです。最も生成AIを活用・導入している自治体が多いのは中国地方の14箇所 / 21.21%で、次いで関東地方の13箇所 / 19.70%となっています。一方で最も生成AIを活用・導入している自治体の数が少ないのは四国地方で2箇所 / 3.03%となっています。

今後は少子高齢化による人手不足が問題となっている地方の自治体が、生成AIを積極的に活用・導入して、業務時間の短縮や業務効率化を実現することが期待されます。

導入方法別自治体数

上記のグラフは

・生成AI活用・導入
・生成AI試験導入・実証実験
・生成AIガイドライン策定

のそれぞれの導入自治体数とその割合を表したものです。このグラフから生成AIの導入については、試験導入・実証実験の段階である自治体が多いことが分かります。ガイドライン策定については、生成AIをすでに導入しており、ガイドラインも同時に策定した自治体もありますが、試験導入・実証実験、あるいは検討段階ですでにガイドラインを策定している自治体もあります。

生成AIの活用・導入にあたっては、個人情報や機密情報の取り扱い、誤った回答を生成してしまうことについて周知するなどガイドラインの策定が重要となり、今後各自治体が導入にあたって積極的に取り組むことが求められるでしょう。

また今現在は弊社での調査の限り2箇所でしか行われていませんが、今後は生成AIを活用したチャットボットなど、住民向けの生成AIサービスの提供が今後広がっていくことが期待されます。