OpenAIは、10月19日(米国時間)にChatGPT PlusおよびEnterpriseに加入したすべてのユーザーが画像生成AI「DALL・E3」を利用可能になったことを発表しました。
この新機能により、ユーザーは自然言語のプロンプトを用いてさまざまな画像を生成したり、修正することができるようになります。
DALL・E3の特徴
DALL・E3は、自然言語のプロンプトを基に画像を生成する新たなサービスです。特に、ChatGPTを使用することで、ユーザーは直接チャットを通じて画像の生成や修正が行えます。
また、OpenAIは、DALL・E3の利用において安全性が重視されています。ChatGPTを通じて利用されるDALL・E3は、多層の安全システムを備えており、暴力的な内容や成人向け、さらには憎悪を含むコンテンツの生成が制限されています。また、ユーザーに表示される前に、安全性チェックが実行され、入力プロンプトと出力結果の画像が確認されます。
その他、現存するアーティストの画風を模倣するコンテンツや、著名人の顔の画像生成も制限されています。DALL・E3は10月初旬からベータ版として有料ユーザー向けに順次提供が開始されていましたが、今回、有料ユーザー全員に提供されました。
今後の展望
さらに、OpenAIはDALL・E3で生成された画像を特定するツールも同時に開発しています。
このツールは、初期段階の内部評価で99%以上の高い識別精度を実現しているとのことです。
参考:OpenAI
DALL・E3の使い方
モデル選択画面で、DALL・E3(Beta)を選択します。
その後、ChatGPTと同様に、日本語で生成したい画像の内容を入力するだけで4枚の画像を生成できます。
4枚の異なる構図、スタイルの画像が生成されました。画像をクリックすると、それぞれのプロンプトを確認することができます。
このようにDALL・E3を活用することで、デザインのインスピレーションや教育資料のビジュアル化、エンターテインメントのコンセプトアート生成、カスタマイズ広告の制作など、多岐にわたる分野でのクリエイティブなコンテンツ制作を効率的に行うことが期待されます。