【プロンプト解説】ChatGPTを使ってセミナーの内容を考える

「効果的なセミナーの内容を考えるのが難しい…」「ChatGPTでセミナーの内容を考えることができるの?…」そう思う方もいるのではないでしょうか。

実は、ChatGPTを利用すれば、目的に応じたセミナーの内容を提案してもらうことが可能です。

今回PROMPTYでは、ChatGPTを用いてセミナーの内容を考える方法を例文を使ってご紹介します。

プロンプト

プロンプトテンプレ:

#命令文
あなたは凄腕のコンサルタントです。
以下の情報を基にして最高のセミナーを実施するための内容を考えてください。
セミナーの主題・目的を達成できる内容にすること
聴衆の知識レベルを考慮すること
#出力形式に従うこと

#セミナーの主題や目的
{主題や目的を入力}

#聴衆の情報
{聴衆の情報を入力}

#想定する時間
{時間を入力}

#聴衆がセミナーで何を学ぶことを期待するか
{自由記述}

#出力形式
*題目
*各セクションのタイトル(所要時間)
詳細な内容
目的
例:○○とは何か?(15分)
詳細な内容:○○の起源。現在の活用場所を説明する。
目的:○○について初めて聞いた人にも概要が分かるようにする。

実際のChatGPTへの入力例

① 外部向けのセミナー内容を考える

例として、外部向けのセミナーの内容をChatGPTに考えてもらいます。

主題はChatGPTのビジネス活用とし、聴衆がセミナーでChatGPTのビジネス活用について理解し、それぞれの企業での活用策を練るための情報を得る ことを目的とします。

入力文:

#命令文
あなたは凄腕のコンサルタントです。
以下の情報を基にして最高のセミナーを実施するための内容を考えてください。
セミナーの主題・目的を達成できる内容にすること
聴衆の知識レベルを考慮すること
#出力形式に従うこと

#セミナーの主題や目的
ChatGPTのビジネス活用について

#聴衆の情報
各取引先企業の代表者や技術開発担当者。AIについての基本的な知識はあるが、具体的なChatGPTのビジネス活用については知らない。

#想定する時間
1時間半

#聴衆がセミナーで何を学ぶことを期待するか
ChatGPTのビジネス活用について理解し、それぞれの企業での活用策を練るための情報を得る

#出力形式
*題目
*各セクションのタイトル(所要時間)
詳細な内容
目的
例:○○とは何か?(15分)
詳細な内容:○○の起源。現在の活用場所を説明する。
目的:○○について初めて聞いた人にも概要が分かるようにする。

GPT-4の出力:

題目
「AIのフロンティア:ChatGPTを活用したビジネス戦略」

各セクションのタイトル(所要時間)

「ChatGPTの概要と能力」(15分)
詳細な内容:ChatGPTの基本的な概念、その能力、訓練方法について説明します。また、その応用範囲と可能性を具体的な事例を用いて説明します。

目的:ChatGPTの基本的な理解を深め、その可能性について理解してもらうこと。

「ChatGPTのビジネスでの活用事例」(30分)
詳細な内容:様々な業種やビジネスシーンでChatGPTがどのように活用されているのか具体的な事例を紹介します。カスタマーサポート、コンテンツ生成、データ分析等の各領域での利用事例を探ります。

目的:ChatGPTのビジネスでの具体的な活用方法について理解してもらうこと。

「ChatGPTを自社のビジネスに組み込むための考慮点」(30分)
詳細な内容:ChatGPTの導入と活用に当たって考慮すべき事項(テクノロジーの適合性、データプライバシー、エシカルなAIの使用等)を説明します。また、効果的な戦略立案のためのフレームワークを提供します。

目的:各企業がChatGPTを自社のビジネスに適応するための指針を提供すること。

「質疑応答セッション」(15分)
詳細な内容:セミナーの内容について出席者からの質問に応答し、フィードバックを募集します。

目的:参加者がセミナーの内容を深く理解し、自身のビジネスに適用するための具体的な質問を解消することを助け、彼らの意見や感想を聞くため。

「AIのフロンティア:ChatGPTを活用したビジネス戦略」という題目でセミナーの大まかな流れが出力されました。セミナーはChatGPTの概要と能力の理解、ビジネスでの活用事例の紹介、自社ビジネスへの組み込み考慮点の説明、そして質疑応答セッションという4つのセクションに分けられ、各セクションが具体的な目的が説明されています。プロンプトで指示した通り、各企業のChatGPTのビジネス活用についての理解を深め、自社での活用策を練るための情報を提供できるため、設定した目的を達成できるセミナーの内容となっています。

② 内部向けのセミナーの内容を考える

もう一つの例として、内部向けのセミナーの内容をChatGPTに作成してもらいます。

設定は企業の新人研修とし、社内業務とビジョンについて深く理解し、基本的なビジネススキルやマインドセットを学ぶことを目的とします。

入力文:

#命令文
あなたは凄腕のコンサルタントです。
以下の情報を基にして最高のセミナーを実施するための内容を考えてください。
セミナーの主題・目的を達成できる内容にすること
聴衆の知識レベルを考慮すること
#出力形式に従うこと

#セミナーの主題や目的
企業の新人研修

#聴衆の情報
新卒採用の新入社員の全員。入社してからの初めての研修

#想定する時間
2時間

#聴衆がセミナーで何を学ぶことを期待するか
社内の業務とビジョンについて深く理解し、自身の役割と成長の方向性について理解する。また、社会人としての基本的なビジネススキルやマインドセットを学ぶこと。


#出力形式
*題目
*各セクションのタイトル(所要時間)
詳細な内容
目的
例:○○とは何か?(15分)
詳細な内容:○○の起源。現在の活用場所を説明する。
目的:○○について初めて聞いた人にも概要が分かるようにする。

GPT-4の出力:

題目
「新たな航海の開始:新入社員のためのビジネス研修」

各セクションのタイトル(所要時間)
「企業ビジョンの理解と個人の役割」(30分)
詳細な内容:当社のビジョンの説明と、それが各個人の役割とどのように関連するのか、そして新入社員一人ひとりが企業全体の目標にどのように貢献できるのかを探ります。
目的:新入社員に企業ビジョンの理解を深め、自分の役割を理解してもらうこと。

「業務フローとプロジェクトマネジメント基礎」(30分)
詳細な内容:主な業務フローやプロジェクトの進行方法について説明します。また、効果的なタスク管理と時間管理のテクニックも紹介します。
目的:新入社員が自身の業務とその実施方法を理解し、基本的なプロジェクト管理スキルを身につけること。

「社会人基礎スキル:コミュニケーションとプロフェッショナリズム」(30分)
詳細な内容:効果的なコミュニケーション方法、プレゼンテーションスキル、そしてビジネスメールの書き方等、社会人としての基本的なスキルについて学びます。
目的:新入社員がプロフェッショナルとして期待される基本的なビジネススキルを習得すること。

「自己成長のためのマインドセット」(20分)
詳細な内容:成長マインドセットとその重要性、そして自己改善のための戦略とツールについて学びます。
目的:新入社員が自身の成長と自己改善のためのマインドセットを持つことを奨励する。

「質疑応答セッション」(10分)
詳細な内容:研修の内容について新入社員からの質問に応答し、フィードバックを募集します。
目的:新入社員が研修内容を深く理解し、自分たちの疑問を解消することを助け、彼らの意見や感想を聞くため。

「新たな航海の開始:新入社員のためのビジネス研修」という題目でセミナー内容が出力されました。セミナーは企業ビジョンの理解、業務フローやプロジェクトマネジメントの基礎、社会人基礎スキルの習得、自己成長のためのマインドセット、質疑応答セッションという5つのセクションに分けられ、各セクションが具体的な目的が示されています。

プロンプトで指示した新入社員の期待と学びたい内容が網羅されており、それぞれのセクションが新入社員の成長と理解を深めるのに効果的なセミナーとなります。

このように、今回のプロンプトを活用することで、簡単にセミナーの大まかな流れを考えることができます。