「物語を作りたいけど、アイデアが出てこない…」「ChatGPTで面白い物語を生成できるの?…」そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、ChatGPTを利用すれば、アイデアの発想や物語の展開を作成するサポートを受けることができます。
今回PROMPTYでは、ChatGPTを用いて面白い物語を生成する方法、その具体的な方法と例をご紹介していきます。
プロンプト
次のようなプロンプトを使って、ジャンル、キャラクター、舞台、プロットやテーマといった具体的な構想を入力することで、それに基づいた物語を生成できます。
あなたは人気小説家です。#制約条件に従って面白い物語を作成してください。
#制約条件
*#構想に基づいて作成すること
*物語のテーマがよくわかる魅力的なタイトルをつけること
*500字程度で作成すること
*起承転結がはっきりした物語を作成すること
*登場人物には名前を付けること
{自由に追加}
#構想
*物語のジャンル:{自由記述}
*物語の主要なキャラクター:{自由記述}
*物語の設定や舞台:{自由記述}
*物語の基本的なプロットやテーマ:{自由記述}
例①:ファンタジーの物語を生成する
例として、ジャンルをファンタジーとし、中世の城を舞台にしてその中で起こる冒険と恋愛をテーマを設定しました。
入力文:
あなたは人気小説家です。#制約条件に従って面白い物語を作成してください。
#制約条件
*#構想に基づいて作成すること
*物語のテーマがよくわかる魅力的なタイトルをつけること
*500字程度で作成すること
*起承転結がはっきりした物語を作成すること
*登場人物には名前を付けること
#構想
*物語のジャンル:ファンタジー
*物語の主要なキャラクター:王様、騎士、騎士の恋人、敵国の兵士など
*物語の設定や舞台:中世の城
*物語の基本的なプロットやテーマ:冒険、恋愛
GPT-4の出力:
タイトル:「騎士の誓いと失われた愛」
中世の城、ヴェリティア王国に住む勇敢な騎士、レオンハートは王からの信任厚く、頼れる存在だった。しかし、レオンハートは秘密を抱えていた。彼の心に宿る深い愛、エリザベスへの思い。彼女はただの農民の娘だったが、彼にとっては世界で最も美しい女性だった。
王の命令で敵国との戦争が始まると、レオンハートはエリザベスに別れを告げ、戦場へと赴く。エリザベスは彼に対する深い愛と不安を抱き、祈り続ける。
しかし、戦争は予想以上に長く、血塗られた。レオンハートは王のために命を捧げる覚悟を持っていたが、心の中ではエリザベスの安全を常に祈っていた。その中で、レオンハートは敵兵に囚われ、深い絶望に落ちる。
王国に戻ったとき、レオンハートが見たのは、エリザベスの涙に濡れた顔だった。彼女は彼を待ち続けていた。その瞬間、レオンハートの心は完全に覚醒し、彼の中の騎士精神は新たな決意に燃え上がった。
レオンハートは再び剣を手にし、王国を敵から守るため、そして最も大切な人、エリザベスの安全を保つために戦う決意を固める。彼はその戦いで王国を勝利へと導き、エリザベスと再会する。2人は深い愛を確認し合い、平和なヴェリティア王国で新たな生活を始める。
この物語は、愛と忠誠、そして勇気と冒険のテーマを描いています。人間の強さと脆弱さ、そして運命と選択について考えさせる作品となっています。
「騎士の誓いと失われた愛」というタイトルのファンタジー物語が出力されました。レオンハートという名の騎士と彼の恋人エリザベスが物語の中心に描かれ、その冒険と恋愛が描かれました。
物語は戦争の起こる中世の城を舞台に、レオンハートの囚われ、解放、そして愛人との再会という明確な起承転結を含むストーリーラインが展開されました。
条件に従い、物語は500字程度で起承転結がはっきりした形式で出力されています。
例②:コメディの物語を生成する
もう一つの例として、ジャンルをコメディとし、おもちゃたちの友情の物語を設定しました。
また、「コンテクストにそぐわない名詞や表現を使う」という制約条件を加えることで、ユーモラスな内容になるように調整しました。
入力文:
あなたは人気小説家です。#制約条件に従って面白い物語を作成してください。
#制約条件
*#構想に基づいて作成すること
*物語のテーマがよくわかる魅力的なタイトルをつけること
*500字程度で作成すること
*起承転結がはっきりした物語を作成すること
*登場人物には名前を付けること
*コンテクストにそぐわない名詞や表現を使ってユーモラスな内容にすること
#構想
*物語のジャンル:コメディ
*物語の主要なキャラクター:子供部屋にあるおもちゃたち
*物語の設定や舞台:子供たちが寝静まった後の子供部屋
*物語の基本的なプロットやテーマ:友情
GPT-4の出力:
タイトル:「おもちゃたちの深夜食堂」
夜が深まり、子供部屋の灯りが消えると、そこには静寂が広がる。しかし、その静寂は長くは続かない。子供たちが眠りについた後、部屋の中心にある大きな絨毯の上で、おもちゃたちの深夜食堂が開店する。
店主は、子供たちから最も愛されているテディベアの「ベンジャミン」。彼はいつものように、おもちゃたちを一つずつ呼び出し、それぞれの「注文」を聞く。今夜の最初の客は、古い木製のロボット「ロビー」だった。
「私はもう古くて、子供たちは私と遊ばない。新しいプラスチックのロボットが来てから、私はただの飾りになってしまった。」ロビーの声は悲しげだった。
ベンジャミンはロビーを見つめ、優しく言った。「ロビー、君のために一杯の"自信スープ"を作ろう。君が古いからといって、君の価値が下がるわけではない。君は君自身の魅力を持っているんだ。」
次に話したのは、ピンク色のぬいぐるみのウサギ「リリー」。「私はいつも子供たちに抱きしめられて、毛が抜けてきてしまった。」と彼女は言った。
ベンジャミンは微笑みながら答えた。「リリー、君には"愛されパンケーキ"がぴったりだよ。君の毛が抜けても、君の優しさは変わらない。」
このように、夜通し続くおもちゃの深夜食堂は、おもちゃたちが互いの存在を認め、励まし合う場所だった。そして、彼らは子供たちが起きる前に元の位置に戻り、新たな一日を迎える。
この物語は、友情と共感、そして自己受容の大切さを教えてくれる。そして、私たちが忘れがちな、物事の本質を見つめることの大切さを思い出させてくれる。そして、それはすべてユーモラスな表現で描かれている。
「おもちゃたちの深夜食堂」というタイトルの物語が出力されました。
子供部屋にあるおもちゃたちが主要なキャラクターで、子供たちが寝静まった後の子供部屋が舞台となっています。物語のプロットは友情をテーマにしており、おもちゃたちが互いの存在を認め、励まし合う様子が描かれています。
テディベアのベンジャミンがおもちゃたちの悩みを聞き、それに対する「料理」を提供するという設定や”自身スープ”といった表現など、ユーモラスでありながらも友情の大切さを教えてくれる内容となっています。
まとめ
今回PROMPTYでは、ChatGPTで面白い物語を生成する方法を紹介しました。
物語のジャンルやテーマ、キャラクター、舞台など、物語作成の要素を設定することで、要望に沿った物語を作成することができました。
今回の例を参考に、皆さまも自身の創作活動を豊かで楽しいものになるように、ChatGPTを活用してみてください。